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CASE STUDIES 導入事例

迷惑メールスコアリング 大量配信 到達率改善 ナレッジ 運用負荷軽減

一般財団法人 篠原欣子記念財団

迷惑メールスコアリングの導入により、重要なメールの不達を回避。
メール専門の情シス部門が外部にできたような手厚いサポートを高く評価

一般財団法人 篠原欣子記念財団
取材日:2023年5月16日

導入前の課題

  • 配信したメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまい、相手先において確認や手続きが遅れてしまった。
  • メール配信をしていく上で、どのようなことに気をつけなければいけないのか、ナレッジを持っていなかった。
  • メール配信をしていても、きちんと宛先に届いているのかどうか不安があった。
  • 法人内に情報システム部門が存在しないため、メールに関する専門性の高い領域について、自力で原因や対策を調査するのは限界があった。

導入後の効果

  • 迷惑メールスコアリングにより、SPF設定の不備が判明。さらに、メールが届かない原因やその改善策を知ることができ、メールの不達をスムーズに解消することができた。
  • メール配信を行う上で注意すべきポイントが明確化され、法人内にナレッジが蓄積された。
  • 本配信前に事前に診断を行うことで、迷惑メール判定される可能性を把握することができるため、安心して配信業務に取り組むことができた。
  • サービスに付帯したサポートにより、メールに関する問題が発生した場合に相談できる窓口ができた。メールマガジンなど役立つ情報の提供も高く評価。

customer's voice

迷惑メールスコアリングの診断で
今までわからなかったメールが届かない原因の特定が可能に!

一般財団法人 篠原欣子記念財団
設立者
篠原 欣子 氏

一般財団法人 篠原欣子記念財団さまの取り組みについて教えてください。

小泉氏

一般財団法人 篠原欣子記念財団は、保育士や介護福祉士などの資格取得を目指す学生への奨学金給付事業からスタートし、保育所や学童クラブ、社会的養護施設等に対する設備や備品の助成、災害復興支援としての寄付やハーバードビジネススクールへの寄付なども行っております。また、今年度からは働く人々への支援助成なども計画しております。

財団の設立者の篠原欣子は、テンプスタッフ株式会社(現:パーソルテンプスタッフ株式会社)の創業者です。篠原は「雇用の創造」「人々の成長」「社会貢献」の企業理念のもと、人材派遣を通じて働く機会をつくることで、多くの人々とともに成長してまいりました。

その篠原が社会への恩返しとの思いから、テンプスタッフ創業40周年記念となる節目に設立したのが当財団です。

ご担当者さまの役割についてお聞かせください。

小泉氏

業務執行理事・専務理事として、すべての運営に関わっています。

私は、テンプスタッフで篠原の直轄部署の責任者として仕事をしていたこともあり、財団設立について個人的に相談を受けておりました。数年に渡って意見を交わしたのち、篠原の意を汲んで、2014年に当財団法人を設立いたしました。

迷惑メールスコアリングの利用シーンを教えてください。

小泉氏

奨学生や応募者、助成金の給付先などのメール連絡の際に、迷惑メールスコアリングを利用しています。

現在、奨学金を給付している奨学生は数百名になりますが、各種手続き、申請、レポート提出要請など、奨学生とのやり取りをする手段としてメールを利用しています。とくに、相手先へ確実に届けなくてはいけない重要なメールについては、迷惑メールスコアリングを活用して、メール内容に問題がないか事前に確認することにしております。

迷惑メールスコアリング導入前の課題について教えてください。

小泉氏

2つの大きな課題がありました。1つは、迷惑メールフォルダに入ってしまう、あるいは相手先へ届かないという問題でした。もう1つは、迷惑メールにならないようにするため、一斉配信するメールを10通程度に小分けにして送る対策を講じたことから、メール送信業務が非効率になってしまい、改善する必要がありました。

メールが届かない問題は、いつ頃、どのように発覚したのでしょうか?

小泉氏

コロナ禍前の2019年頃から発生していたと思います。
ある時、連絡がとれない奨学生がいたので、こちらから確認をすると「メールが届いていません」と返答がありました。実際には迷惑メールフォルダに入っていたのですが、「これは問題になるかもしれない」と懸念を抱きました。

奨学生にメールが届かないと、どのような問題が発生するのでしょうか?

小泉氏

メールでの連絡がつかず、奨学金の給付に必要な書類が届かないと、奨学金を受け取れないトラブルが発生する恐れがあります。メールの返信がなかったり、必要な手続き書類が送られてこなかったりする場合は、当財団から電話をします。ただし、手続きが遅延すれば振り込みの遅れにもつながりかねません。振り込みが遅れてしまうと、何より奨学生の方が困る状態になりますので、なんとしても回避する必要があります。

メールが届かないことに対して、どのように原因調査を進めたのでしょうか?

小泉氏

インターネットで色々調べたところ、メールの到達率の改善にはSPFやDKIMの設定が重要であることがわかりました。しかし、具体的にどのように設定するのかを理解するのに苦労しました。

DNSサーバのレコードについて、提供ベンダーでは各レコード設定に関するサポートをしていただけません。そのため、実際に設定を試すものの、レコード内容が正しいのか、間違っているのかの確証が持てず不安でした。

相談できるパートナーがいない中で、迷惑メールスコアリングをどのようなきっかけで知っていただけましたか?

小泉氏

メール配信の効率化を図るためにメール一斉配信サービスをリサーチしている中、「ベアメール メールリレーサービス」の存在を知りました。
さっそくリンクにどんなサービスかを問い合わせたところ、活用の仕方や他社サービスとの違いを詳しく説明していただきました。ノウハウがしっかりされているだけでなく、こちらの状況を丁寧にヒアリングされるその対応ぶりは、コンサルタントさんのようで、強く印象に残りました。

その後、SPFレコードの書き換えの必要があり更新をしたのですが、どうも設定に不備がある様子でした。しかし、具体的にどこに問題があるのかよくわからずに困っているタイミングで、「ベアメール 迷惑メールスコアリング」にたどりつきました。
「リンクさんなら相談に乗ってくれるかもしれない」という期待を抱きつつ、迷惑メールスコアリングについて問い合わせをすると、メールが届かないことや迷惑メールに判定されることに対して、どのような原因が考えられて、どのような対応が必要なのかなど、本当に細かくアドバイスをいただきました。また、迷惑メールスコアリングには送信ドメイン認証診断/SPF診断の項目もあり、「これは試すしかない!」と思った私は、さっそくトライアルを申し込みました。

早速、トライアルを行っていただきました。トライアルでの印象はいかがでしたでしょうか?

小泉氏

迷惑メールスコアリングをトライアルした結果、メール本文内で使用するキーワード、DNSの細かい設定など、メールを宛先にきちんと届けるために注意しなくてはいけないポイントが多数あることが明確になりました。
例えば、メール本文内に「お金」に関するキーワードが含まれる場合、迷惑メールと判断される可能性が高くなるということでしたが、当財団は奨学金の給付を行うため、「お金」に関するキーワードをメールから除外することはできません。
しかし、迷惑メールスコアリングで診断をすることで「この表現であれば大丈夫」や「こういった文脈では迷惑メール判定されやすくなる」といったことがわかるようになりました。

また、トライアルの診断でSPFレコードの設定不備も判明しました。原因の特定だけではなく、SPFレコードの書き方もアドバイスいただき、正しい内容に変更することができました。適切なアドバイスをいただけたので非常に助かりました。

customer's voice

メール配信の用途や環境に応じた
手厚いサポートを高く評価!

迷惑メールスコアリングを導入した決め手を教えてください。

小泉氏

迷惑メールスコアリングで診断を行い、すぐに原因特定ができたことと、リンクのご担当者から、わからないことに関して本当に丁寧に教えていただけたことが一番の決め手でした。

当財団では、OA機器について、システム系の取引会社にサポートをしていただいております。しかし、メールに関しては特段のサポートはありません。したがって、メールに関する問題が発生した場合、これまでは自力で解決するしかありませんでした。
しかし今は、メールのトラブルについてリンクへ相談できるようになりました。メール専門家として、まるで身近にサポート部隊がいるような頼もしい存在、それがリンクです。大きな安心を得ることができ、ご縁があって本当に良かったと思っております。

迷惑メールスコアリングを導入した効果を教えてください。

小泉氏

メールが届かない問題がクリアになっただけでなく、迷惑メール判定されにくいメール文のナレッジがたまり、メンバー内で標準化もできたため、稼働が安定しました。

メールが届くかどうか、職員の不安が払拭されたことも成果の1つです。迷惑メールスコアリングで事前に診断を行い、高い診断スコアであれば安心してメールを送ることができます。
当財団には短時間勤務の職員もおり、限られた時間で業務を完了しなければなりません。迷惑メール判定されにくいメールであると事前に確認ができるため、本配信する上でも非常に心強いですし、心配なく帰宅できることも嬉しいですね。
診断結果もシンプルに表示されるので、わかりやすいです。

その他に、迷惑メールスコアリングの導入で改善したこと・良かったことがあれば教えてください。

小泉氏

とても役立っていることは、リンクからのメールマガジンです。「メールが届きにくくなる原因」などメール配信に関するノウハウがわかりやすくまとまっており、私たちに気付きを与えてくれる内容が多いため、大変助かっています。

一般的にメールマガジンには、自社サービスの売り込みが多い印象がありますが、ベアメールのメールマガジンはお役立ち情報が提供されるので、文化として大変良い企業だと感じています。

嬉しいお言葉、ありがとうございます。迷惑メールスコアリングを検討中のお客さまにおすすめしたいポイントを教えてください。

小泉氏

ベアメール メールリレーや迷惑メールスコアリングといったサービス単体ではなく、企業としてのサポート体制や心構え、実際の対応や取り組みに非常に感銘を受けました。当財団はリンクという企業そのものを評価していますね。

社内に専任の情報システム部などを用意することができないような小さな組織にとっては、メール専門の情報システム部のような存在になってもらえるイメージです。メールの到達率の改善だけではなく、そういったサポートを求めている企業にはぴったりだと思います。

ありがとうございます。最後に、今後の取り組みについてお聞かせください。

小泉氏

今後は新たな事業を検討しています。当財団の事業運営費は、篠原から寄付を受けたパーソルホールディングスの株式からの配当金です。配当金は設立以来ずっと右肩あがりで増加しております。

当財団は一般財団法人ですが、非営利徹底型の法人であり、かつ租税特別措置法第40条の適用を受けているため、公益財団法人と同じ運営をしております。したがって増加した配当金は公益のために使いきることが前提であることから、事業をますます拡大していく必要があります。

今後新たな事業を展開するにあたっても、メールによるコミュニケーションは、SNSの利用が増加する中でも非常に有用だと思っております。引き続き、安心してメールを送信できる迷惑メールスコアリングとリンクのサポート体制は、当財団が事業を展開する上でなくてはならないものだと感じています。

一般財団法人 篠原欣子記念財団

嬉しいお言葉をたくさんいただけました。本当にありがとうございました。

一般財団法人 篠原欣子記念財団
企業名
一般財団法人 篠原欣子記念財団
代表者
篠原 よしみ
設立
2014年2月28日
本社所在地
東京都新宿区西新宿1丁目6番1号 新宿エルタワー6階
事業内容
・社会福祉系国家資格、または幼稚園教諭免許状の取得希望者を対象とした奨学金の支給
・社会福祉事業施設、幼稚園および幼保連携型認定こども園の設備・備品等の整備ならびに運営等に対する助成
・被災地復興等における経済的支援事業ならびに助成
・仕事に携わる人材の育成を図る事業ならびに助成 他
URL
https://www.ysmf.or.jp/