CASE STUDIES 導入事例
FunTre株式会社
メールとLINEを連携できるMAの基盤にベアメールを採用。
インフラ管理から解放され、サービスの開発効率も大幅向上

導入前の課題
- 事業規模の拡大に伴い、将来的な拡張性を考慮した、大規模なメール配信に対応可能な環境の整備が必要となった。
- メールサーバの運用やIPレピュテーションの管理を自社内で行っていくのは不安があった。
- 多数のドメインからの配信に対応できるメール送信サービスがなかなか見つからなかった。

導入後の効果
- ベアメールの導入により、配信通数に応じて段階的にスケール可能な、拡張性と信頼性の高いメール配信基盤を実現できた。
- 低コストで手間もかけず、多数のドメインからのメール配信を実現できた。
- インフラ管理や保守運用が不要になり、本来集中すべき業務にメンバーが注力できるようになった。
- メールサーバをベアメールに移行したことで、トラブル発生時の調査や原因の切り分けが容易に行えるようになった。
customer's voice
「Boken」事業の規模拡大に伴い、送信環境の増強が急務に。
メールサーバのスケーリングと運用に課題が浮上
FunTreさまの事業について教えてください。
早川氏
「本物を世界に」という理念のもと、企業のデジタルマーケティングとDX推進をトータルでサポートしています。
主な事業は四つほどあります。まず一つ目がマーケティングDX支援事業です。それから、二つ目が企業主導型の「輝きベビー保育園」という保育園事業。三つ目が人材育成事業です。マーケティングカレッジというマーケティングスキル向上を目的としたスクールを運営したり、企業や自治体向けにご要望に合わせたデジタルリスキリング教育・講座を開催しています。
最後の四つ目が、自社開発したマーケティングオートメーションシステム「Boken」の事業です。このBokenのメール送信基盤として、ベアメールを利用しています。
早川さまの役割についてお聞かせください。
早川氏
システム部のマネージャーです。当社のシステム周り全般を管掌する立場にあります。Bokenに関してはプロジェクトマネージャーとして、システム全体の技術戦略や仕様の最終判断などを行っています。

ベアメールを利用されているBokenについて教えてください。
早川氏
Bokenは次世代型のマーケティングオートメーションシステムです。このサービスは、メルマガの読者とLINE公式アカウントのお友だちを統合して一元管理できるというのが特長になっています。発信する情報に応じてメールとLINEを使い分けることで、最適なターゲットに最適なタイミングでメッセージを配信できます。
楽天などで商品を販売しているEC事業を行っている企業や、工務店やリフォーム会社などの建設業、美容院・飲食店などのサービス業、コンサル系の会社、製造業などBtoBの事業を行っている会社など、幅広い業種のお客さまにご利用いただいています。
Boken | 理想のお客様を探しに行くマーケティングツール
https://boken.fun/
ベアメール導入前は、どのような課題があったのでしょうか?
早川氏
Boken事業で利用しているメール配信基盤はもともと自社で構築していたのですが、事業の拡大にあたって、メールサーバのスケーリングが課題になりました。
メールの送信数が今後ますます増えていくとして、大量配信を捌くためにはメールサーバの台数も増やして分散させる必要も出てきます。さらに、それらに対するセキュリティ対策や、IPレピュテーションの管理など、メールサーバの運用をずっと自社内でやっていくのは難しいだろうと考えていました。
そこで、メールサーバの部分をアウトソースすることにしました。AWSやGCPなども配信基盤として検討したのですが、最終的にベアメールに行きつき、2022年6月末頃にトライアルを申し込みました。マーケティングオートメーションを提供している企業の事例が参考になりましたね。
他サービスも検討していた中で、ベアメールを選んだ決め手を教えてください。
早川氏
一番の決め手は、基本料金の範囲内で複数ドメインからの送信に対応している点です。
マーケティングオートメーションシステムの基盤として使うため、お客さまの様々なドメインからメールを送信します。ですが他サービスは、ドメインごとに認証作業が必要だったり、ドメインごとに契約が必要だったりと、多数のドメインで利用するハードルが高かったのです。
それに対して、ベアメールはドメイン単位ではなく、通数に応じた料金設定になっているのでとても助かりました。料金プランが通数で細かく分かれているので、配信量に応じて徐々にプランアップできる点も良かったです。
あとはトライアルで使ってみて、他社サービスよりシンプルで使いやすいなと感じました。既存のSMTP送信の流れを変えずに移行できるのもとても良かったですね。
customer's voice
既存システムからのスムーズな移行で事業規模の拡大に対応。
メールサーバの運用から解放され、サービス開発の効率化を実現
ベアメールの導入で、課題は解決できましたか?
早川氏
はい、解決しました。
今まではメールサーバを構築し、その後の運用・管理もしていました。ベアメールを導入した後はそういったタスクが無くなり、結果としてメンバーが本来の業務にさらに集中できるようになりました。ベアメールならメールが確実に配信できるという安心感もありますしね。
また、お客さまから「メールが届かない」という問い合わせがあった場合も、調査や問題の切り分けが非常にスムーズになりました。
メールサーバを自社で運用していた時は、インフラが正常に動いているかといった根本的な部分から調査する必要がありました。しかし、ベアメールであれば、そこはきちんと動いていることが前提で調査できますし、ログも管理画面から簡単に確認できるので調査に手間取ることはありません。お客さまの問い合わせ対応がとても楽になりましたね。
もしベアメールに送信ログが残っていなければ、Boken側に不具合が発生している可能性があると気づけます。引き続き開発を続けているので、デバックの効率がすごく上がったとも感じていますね。
ご利用いただくなかで、気に入っているところはありますか。
早川氏
管理画面がシンプルで迷わず使える点が気に入っています。先ほどお話しした通りですが、メールのログ確認などが簡単にできるところが良いですね。
また、先ほど申し上げたドメイン周りの柔軟さです。これは当社がベアメールを使っている最大の理由でもあります。
あとは、サポートも丁寧に対応いただけるので大変助かっています。
メールリレーを検討中の企業への、おすすめポイントを教えてください。
早川氏
当社のような使い方は少ないかと思いますが、純粋にSMTPのリレーサービスとして運用できる点がおすすめです。多数のドメインで送信するような場合でも事前登録が必要なく、ドメイン数で課金されることもありません。
複数ドメインからの配信をするような企業におすすめしたいですね。
今後ベアメールの活用範囲を広げるとしたら、どのような使い方をしてみたいですか?
早川氏
当社で展開しているマーケティング事業やDXコンサル事業、また、その流れで提供しているWebシステム開発やSNS開発、スマートフォンのアプリなどで、メール配信の必要があった場合に、活用を考えてみたいですね。メール配信を安定して送りたい場合の受託案件や、Boken以外でメールの大量送信が必要になる事例にも活用できる可能性があると思っています。
ありがとうございました。最後に今後の取り組みについて教えてください。
早川氏
Bokenをより一層拡大していく予定です。
最近はメール配信よりもLINE配信を目的にサービスを利用するお客さまが多いのですが、メール配信がなくなることはないと考えています。
LINEなどのSNSツールからの配信も当然できて、メール配信も確実にできる盤石な体制を維持していきたいですね。将来的にさらなるスケールにも対応できるよう、ベアメールでのメール配信を継続しつつ、Bokenの開発に引き続き注力していこうと考えています。

- 企業名
- FunTre株式会社
- 代表
- 代表取締役社長 谷田部 敦
- 設立
- 2011年5月9日
- 本社所在地
- 〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町3-27 ロリエ市ヶ谷ビル7階
- 事業内容
- マーケティングDXコンサルティングBPOサービス、研修、講演、地域活性化事業、WEBサイト制作・システム開発、デジタルマーケティング・DXの専門学校、マーケティングオートメーションの導入、保育園経営