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迷惑メール判定サイト・ツール紹介|自社メールが迷惑メールになる原因と確認方法も解説

迷惑メール判定サイト・ツール紹介|自社メールが迷惑メールになる原因と確認方法も解説

Last Updated on 2025.11.13

お役立ち資料のダウンロードページへ移動(『迷惑メールに判定される原因徹底解説』:迷惑メール判定されるメカニズムと回避するための対策)

「メルマガを送っても開封率が伸びない」「問い合わせにつながらない」とお悩みではありませんか? その原因は、「そもそも届いていない」ことにあるかもしれません。

携帯キャリアやメールサービスプロバイダは、迷惑メール対策として受信メールを内容や送信方法、送信環境などさまざまな観点から厳しくチェックし、不審なメールを迷惑メールフォルダに振り分ける対応を取っています。その影響で、正規のメールも迷惑メールと誤判定され、届かないケースが増加しているのです。

顧客や取引先への重要なメールの不達を回避するためには、迷惑メール判定される可能性を事前に診断する「迷惑メール判定サービス」の利用が有効です。本記事では、迷惑メール判定される原因とその影響について解説し、迷惑メール度の診断に役立つ具体的なサイトを、特徴・メリットと併せてご紹介します。

迷惑メールとは?判定の仕組みと影響

「迷惑メール」とは、受信者の意思にかかわらず見知らぬ相手から勝手に送りつけられてくるメールの総称で、「スパムメール」と呼ばれることもあります。迷惑メールにはさまざまな種類があり、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 個人のID・パスワードやクレジット情報などを盗み取るフィッシングメール
  • 添付ファイルや誘導先のサイトでマルウェア・コンピュータウイルスへの感染を狙うウイルスメール
  • 身に覚えのない有料コンテンツの利用料などを請求する架空請求メール
  • 「お金が儲かる」などと謳う詐欺メール
  • 受信者の同意を得ずに配信する、商品やサービスの広告・宣伝メール

なぜ正規メールでも迷惑メールに分類されるのか?

迷惑メールは、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」や「特定商取引に関する法律」などで明確に規制されています。そのため、多くのISPやメールプロバイダなどでは、自社のメールサービスを利用するユーザ保護のために、送られてきたメールが迷惑メールに該当するかさまざまな観点からチェックし、迷惑メールと判定した場合は受信をブロックする対応を取っています。

つまり、迷惑メールでない正常なメールであっても、メールの内容や送信方法、送信環境などに問題があり、チェックに引っかかると迷惑メールとして拒否される可能性があるということです。

メール受信の仕組みを説明した図。迷惑メールに該当するかをチェックし、振り分けを行う

迷惑メール判定されるとどうなる?

迷惑メールとして判定されると、受信が拒否されてエラーメール(バウンス)が送信者に返される場合と、受信側メールサーバーには受け入れられるものの「迷惑メールフォルダ」に配信されて受信者のメールボックスには届かないという場合があります。

前者の場合はエラーメールが返ってくるので「メールが届いていない」と把握することができますが、後者の場合は厳密にはエラーではないため、送信者が把握することはできません。ユーザから「メールが届かない」「迷惑メールフォルダに入っていた」と苦情を受けて初めて知るケースも多くあります。

迷惑メール判定のポイント

なぜ、正規のメールであるにもかかわらず、迷惑メールと判定されてしまうのでしょうか。その原因を、メールの内容・送信方法・送信環境の3つの観点から解説します。

メールの内容

メール本文中に購読解除の導線がない、怪しいURLを含んでいる、またはメールフォーマットやHTMLのガイドラインに準拠していないと、迷惑メールと判定されるリスクが高まります。

携帯キャリアやISPはそれぞれ独自のポリシーを持っており、メール内容に特定の文言(アダルト系、詐欺など)などが含まれている場合も、迷惑メールとして判定する可能性があります。

メールの送信方法

許可なく他のドメインや送信者をFromに設定して送信したり、受信を希望しない⼈にメールを送信したりすると、迷惑メールと判断される可能性が高まります。また、短期間に大量のメールを一斉送信した場合や、送信メールのエラー率が高い場合にもスパム判定を受けやすくなります。

メールの送信環境

メールを送信する環境の設定に関わる観点です。送信元IPアドレスのレピュテーション(評価)が低い、ブラックリストに登録されている、送信ドメイン認証に対応していないといった場合が該当します。

迷惑メール判定のチェックポイントについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
迷惑メールだと判定されてしまう理由とは? スパム判定のチェックポイントと回避方法を解説 | ベアメールブログ

迷惑メール判定サイトとは

迷惑メール判定サイトは、迷惑メールとして扱われる可能性を診断し、メールが届かない原因を特定するためのサービスです。テストメールを送信するだけで、そのメールの総合的な健全性のスコアと、問題点の確認をすることができます。

迷惑メール判定サイトを利用するメリット

顧客へのメールが迷惑メールと判定されてしまうと、ビジネスに大きな影響を及ぼす恐れがあります。例えば新商品やキャンペーン紹介などのメールマガジン、会員登録や商品購入の確認メール、商品の発送通知メールなど、メールは企業と顧客とのコミュニケーション手段や証跡として大きな役割を果たしています。そういった重要なメールが届かなかった場合、ビジネスの機会損失だけでなく、顧客の怒りや不信感を買い、トラブルやブランドイメージの棄損につながる可能性もあります。迷惑メールにならないか事前にテストすることにより、「メールが届かない」というリスクを軽減することができるでしょう。

また、そもそもの問題として、自分が送信したメールが迷惑メールに判定されているかどうか/迷惑メールフォルダに配信されてしまっているかどうかは、前述した通り通常は把握することができません。そのため、迷惑メール度判定サービスを利用し、自身のメールの健全性を診断することは、今まで気付かなかった問題点や課題を知ることにつながります。ユーザから苦情がなかったために気づかなかったが、実はメールマガジンが迷惑メールとして扱われていた可能性が高い、といったことに気づくきっかけになるかもしれません。

海外の迷惑メール判定サイト

代表的な迷惑メール判定サイトとして、海外サービスの「mail-tester」や「MailGenius」などがあります。

mail-tester

mail-testerの操作画面キャプチャ

mail-tester(https://www.mail-tester.com/)は、Web上で利用できる迷惑メール度判定サービスです。mail-testerが指定するアドレス宛にメールを送信すると、下記の観点でチェックを行い、10点満点で評価してくれます。また、採点理由を項目ごとにわかりやすく表示してくれます。

・SpamAssassin(スパムフィルタリングプログラム)による評価
・各種送信ドメイン認証設定の状況(SPF・DKIM・DMARC・Sender ID)
・送信元IPアドレスの逆引き
・ブラックリストへの登録状況
・メールのフォーマット
・メール本文内URLの有効性

mail-testerは、1日3回までであればユーザー登録も不要で、無料で利用可能です。

MailGenius

MailGeniusの操作画面キャプチャ

MailGenius(https://www.mailgenius.com/)は、mail-testerと同様にWeb上で利用できる迷惑メール度判定サービスです。MailGeniusが指定するアドレス宛にメールを送信すると、下記の観点で診断を行い、送ろうとしたメールの健全性を100点満点で評価してくれます。また、mail-testerと同様に、チェック項目ごとの採点理由を示してくれますが、mail-testerより詳細な判定結果を確認できるため、改善点をより深く洗い出したいユーザーに向いていると言えるでしょう。

・SpamAssassinによる評価結果
・各種送信ドメイン認証設定の状況(SPF・DKIM・DMARC)
・送信元IPアドレスの逆引き
・主なブラックリストへの登録状況(送信元IPアドレス、送信元ドメイン)
・メールの内容(件名、コンテンツなど)
・メール本文内URLの有効性

MailGeniusは、ユーザー登録を行うことなく無料で利用することができます。回数制限もありません。

国内の迷惑メール判定サービス|ベアメール「迷惑メールスコアリング」とは?

海外の迷惑メール判定サービスを紹介しましたが、日本国内での配信に対応した診断機能や日本語でのサポートを重視したい場合は、ベアメールの「迷惑メールスコアリング」がおすすめです。

ここでは、ベアメールの迷惑メール判定サービス「迷惑メールスコアリング」の概要と、そのメリットについて解説します。

迷惑メールスコアリングの主な機能

ベアメールの「迷惑メールスコアリング」は、メールを確実に届けるための診断・モニタリングサービスです。以下の観点で、メールの送信環境や内容の正常性をチェックし、診断結果を可視化します。

メールの送信環境の正常性診断

メールの送信環境(SPF/DKIM/DMARCの設定・ブラックリストへの登録状況・DNSの設定・送信元IPなど)の正常性チェックを行います。

メールの内容診断

メールの内容(メールフォーマット・メールサイズ・本⽂内URL・オプトアウト・本⽂の⽂脈&名詞など)のチェックを行います。

各キャリアへのメール到達度診断

国内外の主要キャリア(docomo・au・SoftBank・Gmail・Outlook・Yahoo・iCloud)へテスト配信を行い、メールボックスまで到達するか確認を行います。

「迷惑メールスコアリング」診断結果画面

ベアメール 迷惑メールスコアリングの診断結果画面キャプチャ

迷惑メールスコアリングの特徴とメリット

迷惑メールスコアリングは、メールリレーサービス「ベアメール メールリレー」で培ってきたメール配信のノウハウとAI技術を組み合わせて開発した国産サービスです。

メールの分析・評価だけでなく改善策の提示までを行う点と、迷惑メール判定基準が厳しい国内の主要キャリアへのメール到達度診断機能を備えている点が大きな特徴でありメリットです。また、メール内容の診断についても日本語での本文チェックに対応しており、日本国内でのメール配信に特化しています。さらに、プランによってはベアメール専属サポートチームによる解説・改善の支援も可能です。

無料診断もご用意していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
無料診断の詳細はこちら

まとめ

迷惑メールによる被害を防止するため、多くのISPやメールプロバイダは対策を強化しています。その反面、正規のメールが迷惑メールと判定されてしまうケースも増えています。

重要なメールが届かなければ、円滑なビジネスコミュニケーションが阻害されるだけでなく、企業やブランドとしての信頼性にも悪影響を及ぼす可能性があります。メールが確実に届く安定した送信環境を実現するために、ベアメールの迷惑メール判定サービス「迷惑メールスコアリング」を利用してみてはいかがでしょうか。