CASE STUDIES 導入事例
株式会社ナチュラル・ハーモニー
オンラインストアからのメールが届かず、問い合わせが殺到。
迷惑メールスコアリング導入後、到達率改善と安定運用が可能に
導入前の課題
- カタログ発送時やオンラインストアの注文完了時など、お客さま宛の重要なメールが届いていないことが発覚した。
- 少ないリソースの中で原因調査、お客さま対応を行っていたため、早急な対策が必要だった。
- メール送信に関する課題をスムーズに解決できるナレッジや最新情報を求めていた。
導入後の効果
- 不達原因が可視化され、適切な対策を実施することができたため、不達に関する問い合わせがゼロになった。
- 迷惑メールスコアリングで定期的に診断を行うことで、メールの正常性をモニタリングし異常事態にいち早く気づけるようになった。
- メールに関するノウハウや新たな知見が定期的に提供されるため、限られたリソースでも安定したメールの運用が可能となった。
customer's voice
リニューアルしたオンラインストアの注文完了メールが不達。
問い合わせが殺到し、窓口はパンク状態に!
ナチュラル・ハーモニーさまの事業内容について教えてください。
片岡氏
「自然に学び、自然に生きる。」をコンセプトに、自然栽培を中心とした定期宅配・店舗運営・オンラインストア・スクール運営など、多岐に渡る事業を展開しています。
農薬や肥料などを使用していない野菜や果物、加工品の販売事業では、自然栽培を行っている農家と直接契約し、買い付けを行っています。また、自然発酵のお酒、醤油や味噌などの発酵食品をプライベートブランドとして販売しています。
ナチュラル・ハーモニー ONLINE STORE > https://naturalharmony.store/
ご出席者の役割について教えてください。
片岡氏
情報システム部の責任者を担当しています。長期的な計画立案や最新動向を分析し、業務改善につながるシステムの検討を行っています。その他、社内向けのプログラムやマクロの開発も担当しています。
大江氏
私も片岡と同じく情報システム部に所属しています。1年程前に開始したオンラインストアに関連するシステムのメンテナンスや、サブシステムの開発・運用を担当しています。
迷惑メールスコアリングの利用シーンを教えてください。
片岡氏
会員制のカタログ宅配とオンラインストアの2つのサービスから配信されるメールで、迷惑メールスコアリングを利用しています。カタログ宅配の発送完了メール、オンラインストアでの商品購入時の注文完了メールと、週1回の販促メールマガジンを定期的に診断し、メールに異常が起きていないかモニタリングしています。
迷惑メールスコアリング導入前の課題について教えてください。
片岡氏
カタログ宅配の発送を希望されているお客さまから「発送完了のメールが届かない」と問い合わせをいただくことがありました。問い合わせいただいたお客さまの端末の問題なのか、それとも弊社側の問題なのか、もしくは広範囲で何か別の問題が起きているのか、メールが届かない原因がどこにあるのか切り分けることができず、大変困っていました。
大江氏
2022年2月にオンラインストアをリニューアルオープンしましたが、ドメインがブラックリストに入ってしまい、利用予定だったCRMとの連携ができないという状況になりました。
おそらく利用していた共用サーバのIPアドレスがブラックリストに載ってしまい、そこから当社のドメインまでブラックリストに登録されてしまった可能性がある、というところまで原因は推定できました。そこで対策として専用サーバに移行するという案が出ましたが、コストが大きく上がってしまう点が懸念でした。
オンラインストアで発生した課題について、もう少し詳しく教えてください。
大江氏
オンラインストアのリニューアル後は、メール不達に関する問い合わせが多発したため、問い合わせ窓口もパンクしてしまうような状況でした。通常業務にも支障を来していましたので、社内からも「早く対応してほしい」と声が挙がっていました。
注文完了メールが届かないことで、お客さまは「本当に注文ができているのか?」と不安になり問い合わせをしてくることが多いため、お客さまのためにも速やかな解決が必要でした。
また、週に一度メルマガをお送りすると、売上が大きくアップするため、すぐにでもCRMを活用してメルマガを送りたいと考えていました。しかし、当社のドメインがブラックリストにのってしまったことによりCRMと連携ができず、メルマガを送信できないことも大きな痛手でした。
解決に向けて、どのようにリサーチを進められたのでしょうか?
大江氏
検索エンジンで「メール送信 うまくいかない」「メールサーバ ブラックリスト入る」などのワードで調べました。調べていく中で「メールリレーサービス」というキーワードを目にし、ベアメールのサービスサイトにたどり着きました。
メールで問い合わせをしたところ、すぐに担当者から電話があり「こういうケースではブラックリストに入りやすいですね」など、弊社の状況を踏まえて原因と考えられる内容を詳しくお話しいただきました。対応もとても丁寧で、すぐにトライアルを行うことになりました。
トライアルでの印象はいかがでしたでしょうか?
大江氏
とてもよかったです。“シンプル・イズ・ザ・ベスト”という言葉がぴったりで、管理画面がわかりやすい!というのが第一印象でした。診断対象のメールを1通送るだけで診断結果が100点満点のスコアで表示されるなど、直観的にわかりやすい点も好評でした。
とくに印象的だったことは、携帯キャリアやiCloud、Hotmailなどの各種メールサービスへ送った場合の、受信ボックスへの到達状況が確認できる点ですね。
片岡氏
トライアル中の打ち合わせでは、実際に迷惑メールに振り分けられていたメールを診断した結果、どのような改善アドバイスが表示されるのか説明いただきました。解説が丁寧で、メールに明るくない私でもどのような点に注意をしなくてはいけないのか、すぐに理解ができて納得感がありましたね。
customer's voice
改善に向けた手厚いサポートと
最新動向や具体的なメール配信ノウハウの提供を高く評価
迷惑メールスコアリングを導入した決め手を教えてください。
片岡氏
トライアルで試した診断結果は導入の決め手の一つですね。もう一つは、私たちが利用していたECカートシステムもベアメールのメールリレーサービスを導入予定だった点です。当社のメールの送信元は、ECカートシステムとCRMの2つあり、ECカートシステムでもベアメールのメールリレーが導入されるのであれば、私たちが管理するCRM側も迷惑メールスコアリングを導入することで、メールの配信の安定化に努めるべきだと判断しました。
加えて、迷惑メールスコアリングの利用により、メールに関する新たな知見や最新の情報を得られるという点も、大きな理由でした。社内リソースも限られている中、私たちもメールの調査だけに時間をかけ続けることは難しいので、外部の専門家に頼れることも導入の決め手の一つでした。
迷惑メールスコアリングを導入した効果を教えてください。
大江氏
まず、最重要課題でもあった、お客さまからの「メールが届かない」という問い合わせがゼロになりました。
また、毎週定期的に迷惑メールスコアリングでメールを診断し、なにか問題があればすぐに通知がされる設定をしています。異常事態にいち早く気づくことができるので、お客さまから問い合わせが来るより先に対処できるようになりました。期待した効果が出ていますね。
片岡氏
2022年12月にメールが届かないというトラブルがありましたが、迷惑メールスコアリングの診断結果のおかげで早急に原因を特定でき、すぐに解決ができました。診断結果も1時間ほどで返ってきますので、復旧したことをすぐに確認できるところも心強いですね。今後は販促用のメルマガでも、本格的に迷惑メールスコアリングの活用を進めていく予定です。
私たちはカスタマーサクセス活動にも精力的に取り組んでいます。ここまでの率直な評価をお聞かせください。
大江氏
カスタマーサクセスの担当者から、当社の診断結果をもとに送信サーバの設定についてご連絡をいただきました。特別大きな問題には至らなかったのですが、プロフェッショナルの視点で定期的に調査をいただくことの重要性を感じました。わずかなこともヒントになって、問題発生のリスクマネジメントや、解決の糸口が見つかることもあるのだなと、感じました。
片岡氏
「短縮URLを使うと迷惑メールと判定されやすい」など、我々だけでは知ることが難しい、専門組織ならではの最新情報やナレッジを共有いただけるので助かっています。
迷惑メールスコアリングを検討中のお客さまにおすすめしたいポイントを教えてください。
大江氏
なにより、診断方法が簡単な点です。専用のメールアドレス宛にメールを送信するだけで、管理画面から診断結果を確認できるので、特別な設定もせずに導入した日からすぐに使い始めることができました。
片岡氏
我々が送信するメールでは、商品の効果効能を大々的に謳うことはせず、迷惑メールのフィルタに引っかかってしまうような文言の利用は控えています。それでも、「本当にメールが届いているのか」といった不安はあったため、迷惑メールスコアリングを利用することで、きちんとメールが届いているという安心感が得られました。
昨今、LINEやSNSなどの比較的短文でのコミュニケーションツールが増えていますが、当社としては、メールは内容を深く伝えられる有益なツールだと考えています。そのため、迷惑メールスコアリングは長く使っていくことができるサービスだと思っています。
また、サポート力の高さも感心しています。こちらの意図を汲んで、聞きたいことに答えてくれるため、ストレスがありません。担当者が専門的な知識や技術を持たれているので、その人材力にも感心しました。
大江氏
人柄も好印象ですね。
ありがとうございます。最後に、今後の取り組みについてお聞かせください。
片岡氏
現在は、リニューアルしたオンラインストアの集客力を高めて、売上を伸ばしていくというフェーズに入っています。今後は、お客さまのリピート率を上げていくためにも、ステップメールの活用を検討しています。
さらに、実店舗の運営によって蓄積されたデータを活用して、お客さまへアプローチしていくことも考えています。どちらも、ベアメールを軸に活用を考えていきたいですね。
温かい言葉をたくさんいただけました。本当にありがとうございました。
- 企業名
- 株式会社ナチュラル・ハーモニー
- 代表者
- 河名 秀郎
- 設立
- 1991年11月
- 本社所在地
- 千葉県八街市八街ほ948-5
- 事業内容
- ・自然栽培の青果、お米及び天然菌醗酵食品を取り扱う定期宅配
・自然栽培及び有機農産物小売、販売店
・食材店及び飲食店運営
・プロデュース事業、スクール主催、自然栽培全国普及会 など