CASE STUDIES 導入事例
株式会社ABCファンライフ
配信エラーは出ていないのに、お客さまにメールが届いていない?!
迷惑メールスコアリングでDMARC分析を推進。手厚いサポートを星5つ評価
導入前の課題
- 配信ログ上では「送信成功」しているものの、実際にはメールが届かない事象が起きていた。
- 不達の原因がわからないため根本解決ができず、本来の業務が圧迫されていた。
- 原因特定のためにDMARCレポートを確認したが、XML形式のデータは難解で、内容を理解することが困難だった。
導入後の効果
- DMARCレポートがグラフや表で可視化されたため、専門知識がなくても直感的に状況を理解できるようになった。
- 手厚いサポートのおかげで、問題箇所や解決に向けた道筋を明確にできた。
customer's voice
EC運営の生命線「通知メール」の不達問題が発生。
根本解決ができず、お客さま対応に追われる日々
ABCファンライフさまの事業について教えてください。
上中氏
テレビ通販事業とECサイト運営事業を展開しています。
テレビ通販事業では月曜~水曜あさ9時55分から放送の番組「せのぶら本舗」に加え、2024年9月からは毎週月曜 午後1時45分から放送の番組「らくらく茂」の、計2番組を制作しています。
ECサイト事業では、テレビ通販事業に付随した「ABCミッケ」と、「日常の『暇(いとま)』に寄り添う」をコンセプトとした「itomani」を運営しています。
あわせて、朝日放送テレビと番組連携した企画・展開も行っています。
ABCミッケ|【公式】ABC通販サイト
itomani(いとまに)|日常の「暇(いとま)」に寄り添う公式オンラインショップ
お二人の役割について教えてください。
樋田氏
パソコン、サーバ、ネットワークなど、社内のシステム周りを担当しております。
上中氏
経理業務と情報システムを兼務しています。
今回のメールセキュリティ対策やDMARC対応については、樋田と一緒に対応しています。
経営企画管理本部 経理部長 兼 情報システム部長 上中氏
経営企画管理本部 人事総務部 兼 情報システム部 兼 大阪事業本部 マーケティング部 樋田氏
メールの活用状況について教えてください。
上中氏
大きく分けて2種類のメールを配信しています。ECサイトでのご注文時に自動送信されるメールと、特番や商品情報などをお知らせするメールマガジンです。
自動送信メールは月1万通程度送っています。メールマガジンも番組ごとに少なくとも週1万通ほど配信しており、特番が放送される時はさらに増えます。
メール運用にどのような課題をお持ちだったのでしょうか?
樋田氏
一番の課題は、「送信側では正常に送れているはずなのに、お客さまに届いていない」という現象が起きていたことです。
お客さまやお取引先さまから「メールが届かない」とお問い合わせをいただいた際、自社のメールサーバーの配信ログを確認すると、ステータスは「成功」になっているんです。エラーが出ているわけではないのに、実際には宛先に届いていないと言われる状況でした。
メールが届かないことで、どのような影響が出ていたのでしょうか?
上中氏
現場の業務に大きな影響が出ていました。
「注文完了メールが届かない」というお問い合わせが来ても、こちらの記録では『配信済み』と表示されており、何が原因でお届けできていないのかを特定できないままで、適切な対応が難しい状態でした。肌感覚としては、ドコモやソフトバンクといったキャリアメールで届きづらい傾向があるとは感じていました。
それでもなんとかメールを届けようと、注文完了メールを別のメールアドレスから再送したり、それでもダメならショートメッセージで連絡したりと、お客さまごとに「手を替え品を替え」対応していたため、かなり時間が取られていましたね。

不達の原因を特定するために、どのような対応を進められましたか?
樋田氏
まず、SPFとDKIMの設定を改めて見直したのですが、設定に問題は見つけられなかったんです。
ただ、Google Postmaster Toolsで見ると悪い評価が一部ありまして、設定はできているはずなのに悪い評価がある理由がわからなくて。Postmaster Toolsでは「全体として、良くないところがある」ということはわかっても、じゃあ具体的にどの環境なのか、どこに問題があるのかということはわかりませんでした。
そこで、やはりDMARCレポートを確認するしかないのかと考えました。ですが、届くレポートの量は膨大で、中身はコードの羅列みたいなものですから全てに目を通すのは大変ですし、その上でどの送信元で何のエラーが起きているのか、自力で読み解くのはかなり難しかったです。

そのような中で、ベアメールを知ったきっかけは何でしたか?
上中氏
リンクが提供している決済サービスの「Smart TG」を利用していて、以前から営業担当の方にメールの設定や送信ドメイン認証について相談していました。
今回もDMARCレポートの扱いについて相談したら、「DMARCレポート解析ツールがありますよ」と紹介してもらったのがきっかけです。
customer's voice
対応が難しい技術的な問題も、能動的なサポートで解決。
DMARCポリシー強化やBIMI導入も視野に
ベアメールのDMARC分析機能のトライアルの評価を教えてください。
樋田氏
トライアルでは、DMARCレポートの内容を送信元ごと・認証結果ごとに整理された形で確認することができました。XML形式のレポートではこのような形で把握することはできなかったので、非常にわかりやすくなって良かったですね。
上中氏
レポートを可視化した後、ベアメールのサポートから「この送信元にDKIMが設定されていない」と教えてもらい、ECサイトのデモ環境から送信されているメールにDKIMが設定されていなかったことが分かりました。
これまで完全にノーマークだった部分なので、指摘いただけて助かりました。ベアメールに相談してみて本当に良かったと感じています。
トライアルを通じて、特に印象に残っている点はありますか?
上中氏
サポートの手厚さです。トライアル期間中にもかかわらず、ここまで伴走してくれるのかと驚きました。
システム会社とのやり取りで、技術的な専門知識が足りず話が進まないという課題があった際に、ベアメールのサポートは、単なる助言に留まらず、相手に伝えるべき的確なフレーズまで提示してくれました。その結果、デモ環境のDKIM設定漏れがスムーズに判明。専門知識の『翻訳者』としてサポートしていただいたことで、自社だけでは困難だった早期解決が実現しました。

導入を決めた理由を教えてください。
上中氏
導入の一番の決め手は、やはり「手厚いサポート」です。本当に質が高くて、星5つ評価ですね。
メールの技術的な分野は専門用語も多く、正直なところ私たちだけでは理解しきれない部分が多々あります。実際にトライアルの段階から、かなり手厚く対応してもらって「ここまで見てもらえるなら安心して任せられる」と感じました。
よくあるサポートは「言われたら対応します」という受け身なスタンスが多いと思うのですが、ベアメールのサポートは能動的で、思いっきり働いてくれるという姿勢が私たちに合っていると感じました。
樋田氏
自分たちだけでは何回調べても分からないような技術的な課題を、一緒に整理しながら進めていただける点は非常に大きかったです。サポートのおかげで、導入後も継続して運用していくイメージが持てたことが、最終的な導入の決断につながりました。

導入後、どのような変化がありましたか?
樋田氏
まだ導入して間もないですが、これまで抱えていた「メールの配信状況がわからない漠然とした不安」が解消されたことが何より大きいです。
SPF・DKIMの設定や、Postmaster Toolsの評価を確認しても、具体的な問題点はわからず、何を改善すれば良いかもわかりませんでした。現在は迷惑メールスコアリングでDMARCレポートを可視化できたことで、自社が利用している送信環境を網羅的に把握できるようになりました。サポートの力を借りることで、問題点や解決策も見えてきました。精神的な安心感は非常に大きいですね。
上中氏
今後の道筋が明確になったことも大きな変化です。 以前は「メールが届かないなら、BIMI(ビミ)を導入すれば解決するのではないか」と安易に考えていました。しかし、ベアメールのサポートを受ける中で、「今の認証エラーがある状態ではBIMIの要件は満たせない」「まずはエラーを無くすことが先決」という正しい順序を知ることができました。
手探りの対応から、具体的なロードマップを描けるようになった点は、導入による大きな成果だと感じています。
※BIMI(Brand Indicators for Message Identification):DMARCポリシーを強化(隔離または拒否)できているドメインに対し、受信側のトレイ上で差出人名の横にブランドロゴを表示できる仕組み
DMARCレポート分析ツールを検討中の企業へ、おすすめしたいポイントについて教えてください。
上中氏
やはり一番のおすすめは手厚いサポートですね。
メール周りの技術的なことに詳しくなくても、サポートの方が丁寧に分かりやすく教えてくれるので、安心して使えると思います。自分たちだけでは解決が難しい問題も、専門家の力を借りることで乗り越えられると感じています。
もう一つおすすめしたいポイントは、レポートの見やすさです。
フィルター機能を使えば、IPアドレスや認証結果から送信元を絞り込めるので、問題のある環境を簡単に特定できます。膨大なデータの中から、どの環境でエラーが生じているかを簡単に見つけ出せるので、システム部をしっかり構えているような企業であっても、解析にかかる工数を大幅に削減できると思うので、おすすめです。
ありがとうございます。今後の展望についてお聞かせください。
樋田氏
安定してメールが届く状態をしっかり作っていきたいですね。DMARCポリシーの強化にも取り組んでいく予定です。いきなりポリシーを厳しくするのではなく、配信状況を確認しながら少しずつレベルを引き上げ、最終的にrejectに強化する予定です。また、迷惑メールスコアリングも活用して、エラーが起きにくい件名や本文の作り方など、運用面でも改善していきたいです。
上中氏
ポリシー強化ができたら、次はBIMIの検討に進めたらいいなと思っています。

ありがとうございました。
- 企業名
- 株式会社ABCファンライフ(ABC FUN LIFE Inc.)
- 代表
- 代表取締役社長 山本 顕輝
- 本社所在地
- 大阪府大阪市福島区福島2-4-3 ABCアネックス2F
- 設立
- 昭和44年10月
- 事業内容
- 通信販売 広告代理店