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メールが届かない原因はどこにある? ~docomo編~

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はじめに

迷惑メール対策のために生み出された技術とキャリアの努力によって、われわれの手元に届く迷惑メールは一昔前に比べれば格段に減少しました。

その一方で、迷惑メールではない普通のメールが迷惑メールと判定され、相手に届かないという事象が発生するようになりました。

メール送信側は、迷惑メールとして誤判定されて届くべきメールが届かないということがないよう、文面やメールサーバの設定の見直しなど、さまざまな観点から対策をする必要があります。しかし、キャリアによって取り入れている迷惑メール対策が異なるため、何をすべきか悩むこともあると思います。

そこで、各キャリアがどういった観点で迷惑メール対策を行っているのかを知るために、当ブログではキャリア別の迷惑メール対策についてまとめています。今回の記事では、docomoにおける取り組みをご紹介します。

なお、auとSoftBankが行っている迷惑メール規制についてはこちらの記事をご参照ください。

メールが届かない原因はどこにある? ~au編~

メールが届かない原因はどこにある? ~SoftBank編~

ユーザができる迷惑メール対策~docomo編~

まずはdocomoが推奨している迷惑メール対策の内容です。

かんたん設定

「特定URL付メール拒否設定」や、携帯・PHS・PCからのメール受信設定を、docomoが勧める設定値に一括で変更することができます。

迷惑メールおまかせブロック

メールの件名・本文・ヘッダ情報をもとに、docomo基準で自動的に迷惑メールと判定して受信をブロックしたり、迷惑メール専用フォルダへ振り分けたりします。クラウド上に保存している電話帳情報に登録されているメールアドレス以外からの受信制限も可能です。

このような対策のみでなく、ウイルスや不審なプログラムの確認・危険なサイトの閲覧・危険なWi-Fiへの接続・迷惑電話からの発信/着信時の警告・データ保管BOXのウイルススキャンが含まれています。

※ユーザはこちらを利用するためには、あんしんセキュリティ(月額200円/税抜)に加入する必要があります。

個別設定

上記の他に、次の項目について個別に設定することも可能です。

・ メールアドレスやドメインごとに受信リスト・拒否リスト設定

・ 携帯・PHS・PCから届くメールを個別に受信設定

・ SMS拒否設定(一括・非通知・国際・docomo以外の国内事業者・個別に指定した電話番号以外)

また、詐欺・ウイルス・URLなど、迷惑メールとしての判定基準が明らかなものに対する設定は以下のものがあります。



● 詐欺メール拒否

送信元情報、もしくはメール本文にあるURLのいずれかがブラックリストに載っていた場合、メールの受信を拒否します。



● 特定URL付きメール拒否設定

ネットスター社が保有するURLリストの分類のうち、出会い系・アダルト系・違法行為(違法物の取引など)・その他(不正コード配布・グロテスクなど)のカテゴリに該当するURLがメール本文内に含まれている場合に受信を拒否します。

※ネットスター社が提供しているURLリストについては、この後の3章で詳しく解説します。



● ウイルスメール拒否

シマンテック社のウイルスパターンファイルにもとづき、メールの送受信時にウイルスを検知した場合にウイルスを駆除(削除)します。

ウイルス駆除後、修復した添付ファイルとウイルスチェック結果(有料)をメールにて送信しますが、もしもウイルスを駆除できない場合、メールは削除され復旧することはできません。

※暗号化ファイル・形式不良ファイル・分割ファイルはウイルスチェック対象外となります。



● docomoドメインで1日に500通以上を送信しているアカウントのメールを拒否

499通目までは問題なく送信が可能ですが、500通目以降のメールは、受信側が拒否設定をしている先には当日中の送信が不可、拒否設定していない先には送信が可能となります。

条件が絞られますが、次のような対策も可能です。



● シークレットコードの利用

080****@docomo.ne.jpのように、電話番号を使ったメールアドレスのまま利用している方で使用ができます。

ユーザは事前にシークレットコード(例1234)を登録しておき、友人・知人など送信者に事前にシークレットコードを報せます。メールを送信する際は、080****1234@docomo.ne.jpのように電話番号と@(アットマーク)の間にシークレットコードを記載して送ります。受信側は、シークレットコード付きで送信されたメールのみを受信し、シークレットコードが付いていないメールは受け取らず、送信元に宛先不明のエラーを返します。

迷惑メールの通報について

docomoでも他の携帯事業者同様、迷惑メールを受信した場合の報告をユーザに依頼しています。

ユーザから情報提供されるものの中には、間違いメール・誹謗中傷メール・連鎖的に不特定多数へ配布するメール(チェーンメール)・事前承諾済の広告メール(オプトインメール)といったメールも含まれることがありますが、これらは除外した上で、同社契約約款に違反したメールを迷惑メールとして取り扱っています。

また、iモードやspモード、mopera U、SNSを利用した迷惑メール送信者に対する罰則も行っています。

各設定項目の詳細を知りたい方は、迷惑メールでお困りの方へ|docomo をご参照ください。

企業がdocomoユーザにメールを送るときに気を付けること

上記の情報から、企業は自社のメールがdocomoユーザに迷惑メールと判定されないようにするために、次のようなことに注意する必要があります。

・ 送信元のIPアドレスやご利用のドメインがブラックリストに登録されないこと

・ ブラックリストに登録されるようなことを行わない(迷惑メール対策規範に抵触しない)

・ ユーザに通報されるようなメールを送信しない

・ 承諾を得ていない広告メールを送信しない

・ 特定電子メールの送信の適正化などに関する法律、特定商取引に関する法律を遵守する

・ 特定URLリストに登録されない(登録されているサイトのURLを含めない)送信元のIPアドレスやご利用のドメインがブラックリストに登録されないこと

ブラックリストや、迷惑メール対策について知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

参考:

迷惑メール対策に必要な「SPF」と「DKIM」とは?

ブラックリスト登録されたメールの確認・解除方法について

IPレピュテーションのスコアを見直せばメール到達率UP!理解しておきたいIPレピュテーション

フィルタリングのベースとなるネットスター社のURLリストとは

docomoも迷惑メールのフィルタリングサービスにネットスター社のURLリストを利用しています。同社ではクローリングやユーザ調査を実施することで、スパムメールや人気リンク集、ブログコメントやトラックバックなど多岐に渡るデータを集めています。また、公的機関・通信事業者とも連携して情報収集を行っており、それらの調査結果によってフィルタリング対象となるURLを選別し、リスト化しています。

携帯フィルタリングで使われるカテゴリ分類に関する疑問を解決しよう」というサイトを運営しており、このサイトではURLを入力することで各種携帯キャリアのフィルタリングサービスにおいてどのように分類されているか検索することが可能です。自社のサイトが登録されていないか一度確認をしておくと安心かもしれません。

最後に

今回はdocomoが行っている迷惑メール対策について紹介しました。

基本的に、迷惑メールだと判断されないような内容を心掛け、適切なメールサーバ設定と運用を行うことで、迷惑メール送信事業者と勘違いされることは避けられます。

しかし、迷惑メールと判定される要因はさまざまで、原因が一つだけとは限らず、必ず相手にメールが届くという保証はありません。多角的な視点からメールの問題点を探り、ひとつひとつ明確にし、確実な対処をしていく必要があります。

当社は、ホスティング事業者としての長年の経験と豊富な知識を生かしたメールリレーサービス「ベアメール」を提供しています。「ベアメール」を通じ、迷惑メール対策の技術進化や携帯キャリアが独自で行っている迷惑メール判定基準に対応し続けることで、メール到達率を上げるためのさらなる技術とノウハウを培ってきました。そして、実際にベアメールをご利用中の多くのお客さまがメール到達率の向上に成功しています。

当社ではこうしたベアメールで得た知見をもとに、新サービス「迷惑メールスコアリング」の提供を開始しました。

本サービスでは、迷惑メール対策で参照されているブラックリストにIPアドレスの登録状況を確認することはもちろん、メールの本文・ヘッダの解析結果や、主要キャリアへの配信状況などの情報をもとに、なぜそのメールが届かないのか、その原因を可視化することができます。

ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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