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2026.01.30 (金)
メルマガのクリック率を改善する方法|平均値と原因別の改善方法をわかりやすく解説
メールマーケティングにおいて、施策の効果を測る指標の一つに「クリック率」があります。クリック率は、受信者がメール内のリンクをクリックし、次の行動に進んだか把握するための重要な指標です。しかし、クリック率は様々な要素が絡むため、改善が難しい指標でもあります。実際、なかなかクリック率が伸びないという課題をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、業界別の平均クリック率を紹介し、自社のクリック率が高いか低いかを把握できます。そのうえで、クリック率が伸びない問題がどこにあるかを整理し、クリック率の改善策を紹介します。
目次
クリック率とは
メルマガにおけるクリック率とは、メールの総配信数に対して、本文内のURLがクリックされた割合を示します。クリック率は、多くのメール配信システムで自動的に計測できますが、算出方法を理解しておくことで、数値の意味を正しく読み取れるようになります。
クリック率は、次の計算式で求められます。
クリック率=URLがクリックされた数÷総配信数×100
たとえば、総配信数が10,000通で、そのうち400回リンクがクリックされた場合、クリック率は 4% となります。
400÷10,000×100=4%
この計算式は、クリック数が配信数に対してどの程度発生しているかを示します。ただし、クリックが発生するには、メールが開封され、本文が読まれる必要があります。そのため実務上は、クリック率は開封や本文の読まれ方の影響も受ける指標として扱います。
【2026年最新】メルマガのクリック率の平均|業界・属性別
自社のクリック率が高いか低いかを判断するためには、平均値を把握しておくといいでしょう。ここでは、業種別・BtoB、BtoCの平均クリック率を紹介します。ただし、データはあくまで参考値であることをご留意ください。
業界別の平均クリック率一覧
以下は、Benchmark Email社が公開している調査データです。自社のクリック率が業界平均と比較して高いか低いかを把握することで、改善の必要があるか判断しやすくなります。
業種別 平均クリック率 広告/マーケティング/PR/メディア/デザイン 1.60% 建築・建設 0.81% 観光/エンターテイメント/ホスピタリティ 1.30% 教育(大学、社会人) 0.54% コンサルタント/HR/人材 0.94% ファイナンス 0.75% 医療 1.80% 保険 0.71% 製造/物流/エンジニアリング 1.06% NPO/行政サービス 2.59% 不動産 2.40% 小売/消費サービス 1.34% 教育(小中高) 1.02% テクノロジー/通信 1.19% フィットネス 1.27% 業種不明 2.16%
参考:メルマガ平均開封率レポート【2024年版】 – Benchmark Email(2026/01/21確認)https://www.benchmarkemail.com/jp/email-marketing-benchmarks/
BtoBとBtoCにおけるクリック率の違い
メルマガを送る属性によっても、メルマガのクリック率には一定の傾向があります。一般的に、BtoB(企業向け)はBtoC(個人向け)よりもクリック率がやや高い傾向にがあります。
両者の違いは、受信者がクリックに求める目的と判断基準にあります。BtoBの場合、受信者は業務上の情報収集や課題解決を目的にメルマガを購読しているケースが多いです。したがって、「業務に役立つ」「検討に必要」と判断できれば、URLのクリックをする傾向があります。一方BtoCでは、「今すぐ使える」「今行動する理由がある」と感じられなければ、クリックにはつながりにくいようです。
クリックされない理由
メルマガでリンクがクリックされるまでには、受信者が「メールを開封する」「内容を読み進める」という2つの行動があります。クリック率が伸びない場合、どちらかの段階で、メールから「読む理由」や「読み続ける理由」が伝わっていないことがほとんどです。
メールが開封されない|件名から「読む理由」が伝わっていない
受信者は受信トレイに並ぶ多くのメールの中から、件名や差出人名を手がかりに、開封するかどうかを判断しています。そもそも開封がされていない場合は、件名の時点で「自分に関係のある情報か」「今読む必要があるか」が伝わっていない可能性があります。
誰に対しての情報なのかが分かりにくかったり、内容が想像しづらい表現では、受信者にスルーされ、開封されにくくなります。
メールの内容が読まれない|関心を維持できていない
メールが開封されても、本文の内容や構成、レイアウトが受信者にとって分かりにくい場合、リンクに到達する前に離脱されてしまいます。具体的には次のような例があります。
- 件名で伝えた内容と本文に一貫性がない
- 文章が長く、要点が見えにくい
- 受信者の関心や状況と合っておらず、クリックする価値を感じられない
メルマガのクリック率を改善する方法
クリック率が低い原因を特定したら、いよいよ改善に進みましょう。ここでは、「開封されない場合の解決策」と「本文が読まれない場合の解決策」に分けて改善策をご紹介します。
開封されない場合の解決策|「読む理由」を伝える
開封されない場合は、件名の時点で「自分に関係がある」「今読む必要がある」と判断されていない可能性があります。ここでは、件名で「読む理由」を伝えるためのポイントを整理します。
誰向けの情報かを件名で明示する
受信者は、まず「これは自分向けのメールか」を瞬時に判断します。そのため、件名で対象となる受信者像を明確にすることが重要です。
例:「マーケ担当者向け」「情シス担当者の方向け」「◯◯業務を担当している方へ」
受信者の関心や課題が想像できる言葉を使う
抽象的な表現だけでは、メールの中身が想像できず、開封する理由になりません。「何についてのメールなのか」「どんな悩みに関係するのか」が一目で分かる言葉を選びましょう。
今読む理由を件名に含める
開封されるかの判断基準は、「重要かどうか」だけでなく、「今読む必要があるか」です。「新しい情報が含まれている」「期限や締切がある」「状況の変化や注意点がある」といった主旨の内容を件名に含めることで、後回しにされにくくなります。
差出人名を固定・明確にし、認知されやすくする
件名と同じくらい重要なのが差出人名です。どこの誰から届いたメールか分かりにくい場合、受信者は警戒して開封しない可能性があります。差出人名には「会社名」と「担当者名」が一目で分かるようにすることをおすすめします。
本文が読まれない場合の解決策|関心を維持する
メールが開封されても、本文で受信者の関心を維持できなければ、リンクに到達する前に離脱されてしまいます。ここでは、本文の内容や構成の観点から、離脱につながりやすいポイントを整理します。
件名と本文の内容を一致させる
件名で伝えた内容は、本文の冒頭ですぐに回収しましょう。件名と本文の内容にズレがあると、受信者は「思っていた内容と違う」と感じ、離脱してしまいます。
まずは本文の冒頭で、「このメールで何について書かれているのか」「どんな情報が得られるのか」を明確に伝え、件名との一貫性を保ちましょう。
冒頭で結論や要点を示す
受信者がメールをじっくり読むとは限りません。よって、本文の最初で「このメールを読むと何が分かるのか」を示すことが重要です。結論や要点を先に伝えることで、受信者は全体像を把握しやすくなり、読み進めやすくなります。
文章量と構成を見直す
本文が冗長だったり、情報が整理されていない場合、受信者は途中で読むのをやめてしまいます。文章を書く際は、次のような工夫で読みやすい文章を作りましょう。
- 1文1義を意識する
- 適度に改行を入れる
- 箇条書きを使って要点を整理する
- リンク(CTA)の位置と役割を分かりやすくする
内容に関心を持ってもらえても、受信者にとって行動する価値が感じられなければ、クリックにはつながりません。リンクは、どこをクリックするかを示すだけでなく、「クリックによって何が得られるのか」「なぜ今行動するのか」が伝わるように設計することが重要です。本文の内容と自然につながるオファーとして提示することで、クリックされやすくなります。
それでもメルマガのクリック率が上がらない場合は?
件名や本文、CTAなどの改善を重ねてもクリック率が上がらない場合、その手前の段階に問題が潜んでいる可能性があります。
メルマガの企画から見直す
改善を積み重ねてもクリック率は安定しない場合は、メルマガの企画や設計そのものを見直してみましょう。メルマガの目的やターゲットが曖昧なままでは、件名や本文を工夫しても、受信者にとって「読む理由」「クリックする理由」を作ることができません。
メルマガの企画設計から、件名・本文の考え方、配信後の改善までを体系的に整理した内容については、以下の記事で詳しく解説しています。
【完全ガイド】メルマガの作り方|成果を出すための7ステップ|ベアメールブログ
メールが「届いていない」可能性
メルマガの企画を見直してもなおクリック率が伸びない場合、そもそもメールが受信者に届いていない可能性も考えられます。
「メールを送ればちゃんと届く」と考えがちですが、実際には、迷惑メール対策の強化により、送信したメールが迷惑メールと判定されてしまうケースも少なくありません。この場合、受信者の目に触れないため、どれだけ内容を改善しても、開封やクリックにはつながりません。
自社のメールが迷惑メールと判定されていないか把握したい場合は、「ベアメール 迷惑メールスコアリング」という診断サービスを活用するのも一つの手です。テストメールを送信するだけで、迷惑メールと判定されるリスクを可視化でき、改善策を確認できます。
企画や内容を見直してもクリック率が伸び悩む場合は、まず「届いているかどうか」を確認する手段として、無料診断を試してみるのもよいでしょう。

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まとめ
本記事では、メルマガのクリック率の定義や、業界・ビジネスモデル別の平均値、そしてクリック率を改善するための具体的な対策について解説しました。クリック率が伸び悩んでいる場合は、まず件名や本文、CTAといった改善策を実施してみましょう。
それでも改善が見られない場合は、メルマガの企画や設計そのものを見直すことが有効です。
こうした見直しを行っても成果が出ない場合には、そもそもメールが受信者に届いていない可能性も考えられます。そのような場合は、ベアメールの「迷惑メールスコアリング」を活用し、メールの到達状況を確認するための無料診断を試してみてください。