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ワンタイムパスワードのメールが届かない原因とは|受信者・送信者の対策をわかりやすく解説

ワンタイムパスワードのメールが届かない原因と対策を解説

最終更新日:2026.05.22

お役立ち資料のダウンロードページへ移動(『迷惑メールに判定される原因徹底解説』:迷惑メール判定されるメカニズムと回避するための対策)

ワンタイムパスワードは、Webサービスへのログインや決済時など、本人認証の方法として広く利用されています。ワンタイムパスワードは、通常メールやショートメッセージで通知されますが、そのメールが届かないトラブルが頻発しています。

この記事では、受信者側・送信者側それぞれの視点から、ワンタイムパスワードのメールが届かない原因と具体的な対処法を詳しく解説します。

【受信者向け】ワンタイムパスワードのメールが届かない5つの原因と対処法

ワンタイムパスワードのメールが受信トレイに届かない場合、受信設定に問題がある可能性があります。まずは慌てずに、次の5つのポイントを確認してみましょう。

原因1:迷惑メールフォルダや別タブに振り分けられている

迷惑メールの増加に伴い、メールサービスや携帯キャリアは迷惑メール対策を強化しています。それによりワンタイムパスワードのようなメールであっても、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことがあります。また、Gmailの「プロモーション」タブのように、受信トレイ以外に分類されてしまうケースも少なくありません。まずは受信トレイ以外の場所にメールが届いていないか確認しましょう。

もし迷惑メールフォルダに入っていた場合は、そのメールを開き「迷惑メールではないことを報告」をクリックすることで、次回以降、受信トレイに届きやすくなります。

Gmailで迷惑メールでないことを報告するボタンの画面キャプチャ

※詳細な設定は各メールサービスのマニュアルをご覧ください。

原因2:受信拒否の設定によってブロックされている

自分で行った拒否設定や、セキュリティのために設定したメールフィルタの強度が原因で、ワンタイムパスワードのメールが届かないことがあります。

この場合、サービスの送信元ドメイン(例:@example.com)を許可リスト(指定受信リスト)に追加してみてください。これを設定することで、個別の拒否設定やメールフィルタの影響をまとめて回避し、メールを受信できるようになります。

原因3:登録したメールアドレスに誤りがある

サービスに登録したメールアドレス自体が間違っている可能性もあります。特に、「.」(ピリオド)と「,」(カンマ)の打ち間違い、「co.jp」と「ne.jp」の混同、アルファベットの全角・半角の違いなどはよくある入力ミスです。サービスのアカウント情報ページなどで、登録しているメールアドレスに間違いがないか改めて確認してください。

原因4:メールの自動転送が設定されている

設定した自動転送のルールがワンタイムパスワードのメールに適用されてしまい、受信トレイに届かないケースも考えられます。設定画面を確認し、該当する転送設定があった場合は、転送先のメールアドレスにメールが届いていないか確認してください。

原因5:メールボックスの容量が上限に達している

メールボックスの保存容量がいっぱいになっていると、新しいメールが受信できなくなります。特に、同じメールアドレスを長年利用していたり、無料プランのメールサービスを利用していたりすると、容量上限に達しやすい傾向があります。不要なメールや容量の大きいメールを削除して、空き容量を確保してください。

それでも解決しない場合は送信側へ問い合わせる

これまでのポイントを確認しても解決しない場合は、送信者側に問題がある可能性があるため、直接問い合わせてみることをおすすめします。その際、届かなかった日付や時間を具体的に伝えると、原因の調査がスムーズに進みます。

【送信者向け】ワンタイムパスワードのメールが届かない4つの原因と対処法

ユーザにワンタイムパスワードが届かないと、サービス自体の信頼を損なう恐れがあります。ここでは、送信者が確認すべき4つの原因と、その解決策を解説します。

原因1:送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)が設定されていない

SPF・DKIM・DMARCをはじめとする送信ドメイン認証は、送信元メールアドレスの詐称(なりすまし)を防ぐための重要な技術です。これらの設定がされていないサーバーから送られたメールは、受信サーバーから信頼性に欠けるメールと判断され、迷惑メールフォルダに振り分けられたり、受信を拒否されたりする恐れがあります。

特にGmailはすべての送信者にSPFまたはDKIMの設定を、1日あたり5,000通以上のメールを送信する場合はDMARCの設定を必須条件としており、条件を満たしていない環境からのメールの受信を拒否すると発表しています。

対策:自社ドメインのDNSに、SPF・DKIM・DMARCレコードが正しく設定されているか確認し、されていない場合は早急に設定しましょう。SPF・DKIM・DMARCのレコードの確認方法は次のブログをご参照ください。

SPFの確認方法は? 設定の確認手順や認証結果の見方、失敗する原因を解説|ベアメールブログ

DKIMの確認方法は? 設定の確認手順や認証結果の見方、失敗する原因を解説|ベアメールブログ

DMARCレコードの書き方は? 設定・確認方法や設定例も解説|ベアメールブログ

原因2:送信元IPアドレスの評価が低い

ISPや携帯キャリア、メールサービスのプロバイダなどは、メールを受信する際にそのメールの送信者が信頼できるのか確認するため、送信元IPアドレスの信頼性・評判を「レピュテーション」と呼ばれる仕組みを利用してチェックしています。

送信元のIPレピュテーションが低い場合は、疑わしい送信者としてメールが届かない可能性が高まります。IPレピュテーションが低くなってしまうケースと、対策は次のとおりです。

ケース1:クラウドサービスが提供するIPアドレスの再利用に伴う影響

クラウドサービスで割り当てられたIPアドレスは、過去に別の利用者がスパム配信に使用していた可能性があります。自社がそのIPで迷惑メールを送信していなくても、割り当てられたIPアドレスが既に受信サーバー側でブラックリストに登録されていれば、メールが届かないという事態が起こり得ます。

対策:ブラックリストへ解除申請を行いましょう。ブラックリストの解除申請方法については次のブログを参考にしてみてください。

ブラックリスト登録されたメールの確認・解除方法について|ベアメールブログ

Spamhausの解除申請方法|ブラックリスト登録の原因と対策も解説|ベアメールブログ

ケース2:新しい専用IPから急に大量送信している

クラウドサービスで専用の固定IPアドレスを新しく取得した場合や、新しいドメインを使い始めたばかりの場合、IPアドレス自体に過去の送信実績がない、あるいは極めて少ないため、受信サーバー側ではその送信者を安全と判断する材料がありません。このような信頼が確立されていないIPアドレスから突然大量のメールを送られると、受信側はスパム攻撃とみなして配送を制限したり、ブロックしたりします。これはIPアドレスがクリーンであっても発生する仕様上の挙動です。

対策:IPウォームアップ(徐々に配信数を増やしてIPアドレスの評価を高める手法)を実施してください。IPウォームアップの詳細は次のブログを参考にしてみてください。
IPウォームアップとは? IPレピュテーションを向上させるためのポイントと具体的な手順|ベアメールブログ

原因3:ドメインの評価が低い

IPアドレスと同様に、送信に使用するドメイン自体も、受信サーバー側で「ドメインレピュテーション」という指標で評価されています。

運用期間が短く送信実績が不足しているドメインや、過去にスパム配信に悪用された履歴があるドメインは、送信元としての信頼性が低いと見なされます。こうしたドメインから一度に大量のメールを送信すると、送信内容の正当性にかかわらず、受信プロバイダ側でスパムとして検知され、ブラックリスト登録や配送拒否を招く原因となります。

対策:新しいドメインを本格運用する前に、まずは少量のメール送信から始め、数週間かけて段階的に送信量を増やしましょう。

原因4:メールの形式や内容がスパムと判定されている

受信サーバーは、メールの件名、本文、HTML構造などを解析し、過去のスパムメールのパターンと照らし合わせて配信の可否を判断しています。ワンタイムパスワードのメールの本文や件名に含まれるキーワードなどが原因で、受信側のサーバーから迷惑メールと判定され、ブロックされることがあります。

緊急性の強調するワードが件名に入っている

「重要」「緊急」「即時」といった緊急性を過度に強調するキーワードは、フィッシング詐欺やスパムメールに多用される傾向があります。そのため、受信サーバーのスパムフィルターに検知されやすく、メールが拒否されたり迷惑メールフォルダに振り分けられたりするリスクが高まります。

対策: サービス名と用途(例:「[サービス名] ワンタイムパスワードの発行」)を具体的に記載し、正当性を担保します。

短縮URLを利用している

短縮URLは、リンク先のドメインを隠すことができるため、悪意のあるサイトへの誘導によく使われます。そのため、短縮URLが含まれているだけで受信拒否されることがあります。

対策: リンク先が明示される独自のドメインURLをそのまま記載してください。

送信者名(From表示名)に不備がある

「info」や「administrator」といった汎用的すぎる名称や、サービス名と無関係な名称を送信者名に設定している場合、受信側で送信元の特定が難しくなり、なりすましメールの疑いを受けやすくなります。

対策: ユーザが事前に認知している正確なサービス名や会社名を送信者名に設定してください。スパム判定のチェックポイントの詳細は次のブログを参考にしてみてください。

迷惑メールだと判定されてしまう理由とは? スパム判定のチェックポイントと回避方法を解説|ベアメールブログ

それでもワンタイムパスワードのメールが届かない場合

ここまで解説したように、ワンタイムパスワードのメールをきちんと届けるためには、送信ドメイン認証の設定やIPレピュテーションの管理などの対応が必要です。しかし、メールの専門知識が求められるうえ、時間も工数もかかるため、自社のみで完全に対応するのは決して容易ではありません。

そこで、調査や対策にかかるリソースを最小限に抑えるために、「ベアメール 迷惑メールスコアリング」を活用して、届かない原因を特定することをおすすめします。

迷惑メールスコアリングにテストメールを送信するだけで、送信環境や本文に対する網羅的な診断を受けられ、メールの問題点を可視化することができます。現在専門家による無料診断・相談会を受け付けていますので、メールの不達にお悩みの方はぜひお申し込みください。

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まとめ

ワンタイムパスワードがメールで届かない問題は、受信者側の設定だけでなく、送信者側の技術的な不備に起因するケースが多々あります。

ワンタイムパスワードの不達は、ユーザ体験の著しい低下や離脱を招くだけでなく、サービスの信頼性そのものを損なう大きなリスクです。自社の配信環境を適切に構築・運用し、常に高い到達率を維持することは、サービス運営における重要な責務と言えます。

もし、不達の原因が特定できずお困りであれば、まずはベアメールの迷惑メールスコアリングで現状を可視化することから始めてみてはいかがでしょうか。