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メールでロゴ表示する方法は? BIMI・Yahoo!ブランドアイコン・プロフィール画像の違いと導入条件を解説

メールにロゴを表示する方法はBIMIとYahoo! ブランドアイコンや、プロフィール画像の3つあります。それぞれの違いと導入手順を徹底解説します

最終更新日:2026.04.03

最近、GmailやYahoo!メールなどで、差出人名の横に企業ロゴが表示されたメールを目にする機会が増えました。「自社のメールでもロゴを出したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、メールにロゴを表示する主な3つの方法(BIMI/Yahoo!ブランドアイコン/プロフィール画像)について、それぞれの特徴・導入条件・費用を比較しながらわかりやすく解説します。また、幅広い環境で正式にロゴを表示できるBIMIのメリットについても詳しくご紹介します。

お役立ち資料のダウンロードページへ移動(『BIMI導入ガイドブック』:BIMIの概要・導入手順)

メールにロゴを表示する仕組みが注目されている背景

なぜいま、メールにロゴを表示する仕組みが注目されているのでしょうか。

なりすましメールによるフィッシング詐欺の報告件数は増加傾向が続いており、受信者のメールに対する警戒心は高まっています。そうした中で、企業が送る正規のメールであっても、なりすましメールではないかと疑われ、開封されにくくなっている現状があります。

2025年11月に当社が実施した調査では、約3人に1人が「不審に思ったメールが、実際は正規のメールだったと気づいたことがある」と回答しています。正規のメールだと気づかれず、そのまま削除されたり無視されたりしているメールはさらに多いと推測できるでしょう。

調査結果の円グラフ。27.5%が「不審に思ったメールが、実際は正規のメールだったと気づいたことがある」と回答

こうした背景から、送信元の正当性を受信者に分かりやすく伝える手段として、ロゴの表示が注目されています。受信画面にロゴが表示されることで、企業から届いた正規のメールであると判断しやすくなり、安心感や信頼性の向上が期待できます。

参考:不審なメールに関する実態調査 約3人に1人が「不審メールが実は正規のメールだった」経験あり

メールにロゴを表示する主な方法

メールにロゴを表示する方法はいくつかあり、それぞれ仕組みや表示範囲、必要な条件が異なります。ここでは代表的な方法として、BIMI、Yahoo!ブランドアイコン、プロフィール画像を紹介します。

なお、本記事でいう「ロゴを表示する」とは、受信トレイの差出人名の横に、自社の正式なブランドロゴを表示することを指します。表示位置や見え方はメールサービスやアプリによって異なります。

メールにロゴを表示した図
項目BIMIYahoo!ブランドアイコンプロフィール画像
対応サービスGmail・Apple Mail・au・docomoなどYahoo!メール専用Gmail・Outlook・iCloud Mailなど(※各メールサービス内での表示)
認証要件SPF・DKIM・DMARC(DMARCはp=quarantine以上)SPFまたはDKIMなし
証明書・手続きVMCまたはCMCの取得が必要(VMCは商標登録前提)Yahoo!メールのフォームから申請、審査各メールアカウント設定から直接登録
導入期間目安数週間〜1ヶ月程度(商標登録を含めると半年〜1年程度)2ヶ月程度即日〜数日程度
費用証明書費用(年間20万円前後)+商標登録費用無料無料
主な特徴国際標準仕様。複数サービスでの表示に対応Yahoo!メールユーザへの訴求に有効設定が容易で手軽に導入可能
向いているケースブランド信頼性を高めたい企業での活用Yahoo!メール利用者への送信小規模事業や社内メールでの活用

3つのロゴ表示方法にはそれぞれ特徴や制約があるため、目的に応じて適切なものを選択することが重要です。次項では、各方法の概要と導入条件について解説します。

BIMI

BIMI(Brand Indicators for Message Identification)は、送信ドメイン認証を正しく運用している企業ドメインが、受信トレイ上で差出人名の横にブランドロゴを表示できる仕組みです。

BIMIあり・BIMIなしの場合の受信トレイでの表示の比較

Gmail・Apple Mail・au・docomoなど、主要なメールサービスが対応しており、複数の環境でロゴを表示できる国際標準仕様として注目されています。

BIMIを実装することで、受信者に対して「企業から送られた正規のメールである」ことを視覚的に示せるようになり、フィッシング対策やブランド信頼性の向上につながります。

BIMIのメリットや仕組み、設定方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
メールにロゴを表示するBIMIとは? 導入のメリットや設定方法を解説|ベアメールブログ

BIMIの導入要件や必要な準備

BIMIの導入にあたって、押さえておきたいポイントを簡単に整理します。

BIMI導入の全体像や具体的な手順については、以下の資料でまとめています。ぜひご活用ください。

お役立ち資料のダウンロードページへ移動(『BIMI導入ガイドブック』:BIMIの概要・導入手順)

Yahoo!ブランドアイコン

Yahoo!メールでは、フィッシングや不正メール対策の一環として、企業や団体が送信する正規メールにロゴを表示できる「ブランドアイコン制度」を導入しています。

BIMIのような国際標準仕様ではなく、Yahoo!メール独自の仕組みであり、表示範囲はYahoo!メールに限定される点に注意が必要です。Yahoo!メールユーザにメールを送信する場合には、有効な選択肢となります。

参考:Yahoo!メール「ブランドアイコンで安心安全なメールhttps://announcemail.yahoo.co.jp/brandicon_corp(2026/3/24確認)

Yahoo!ブランドアイコンの導入要件や必要な準備

Yahoo!ブランドアイコンの導入にあたって、押さえておきたいポイントを簡単に整理します。

  • 認証要件
    SPFまたはDKIMに対応したうえで、Yahoo!メールが求める以下の条件を満たす必要があります。
    • SPF認証での導入の場合:ブランドから配信するすべてのメールについて、エンベロープFromおよびヘッダFromのドメインが自社専用のものであること
    • DKIM認証での導入の場合:ブランドから配信するすべてのメールについて、ヘッダFromと一致するドメイン、または同一組織内のドメインでDKIM署名が付与されていること
    • ブランドから配信するすべてのメールのドメインを提出すること
  • 手続き・必要な準備
    Yahoo!JAPANの専用申請フォームから申請し、審査・承認を経て登録されます。証明書やロゴの商標登録は不要です。
  • 導入までの期間
    申請からロゴの表示開始まで、2ヶ月程度かかります。
  • 費用
    費用はかかりません。

プロフィール画像

Gmail・Outlook・iCloud Mailなどの主要メールサービスでは、アカウントのプロフィール設定からロゴの画像を登録すると、差出人欄にロゴが表示されます。

第三者機関による審査は不要で、個人・小規模事業者でも簡単に導入できます。受信者に担当者・ブランドを印象付けたい場合に有効です。

ただし、プロフィール画像は同じメールサービス同士でやり取りする場合にしか表示されません。また、メールサービスによっては受信メール一覧にロゴが表示されず、個別メール画面や送信者情報欄のみでの表示となる場合もあります。

企業としての公式な証明というよりも、あくまで簡易的な対策として位置付けておくと良いでしょう。

プロフィール画像の導入要件や必要な準備

プロフィール画像の導入にあたって、押さえておきたいポイントを簡単に整理します。

  • 認証要件
    認証は不要です。
  • 手続き・必要な準備
    各メールサービスのプロフィール設定画面で、ロゴの画像を登録します。
  • 導入までの期間
    設定自体は完了後すぐ有効になりますが、キャッシュや同期タイミングの影響により、表示が反映されるまで数日程度かかる場合があります。
  • 費用
    費用はかかりません。

ブランドの信頼性を高めたいならBIMIがおすすめ

ここまで、メールにロゴを表示する3つの方法をご紹介しました。中でも、企業としての信頼性を高めたい場合に有力な選択肢となるのがBIMIです。

BIMIは、複数のメールサービスでのロゴ表示や、セキュリティ対策と連動した信頼性の担保を実現できる点が特徴です。海外を中心に導入が進んでおり、国内でも徐々に採用が広がりつつあります。

本章では、BIMIの導入によって得られる主なメリットについて整理します。

幅広い受信環境でロゴを表示できる

Gmail・Apple Mail・au ・docomoなど複数の主要メールサービスがBIMIに対応しているため、幅広い受信環境でブランドロゴを表示できる点が大きなメリットです。

より多くの受信者に「企業からの正規メールである」と認識してもらいやすくなり、ブランディングの強化や企業の信頼性向上といった効果が期待できます。

なりすまし対策への取り組みを対外的に示せる

BIMIを導入するためには、送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)の整備やDMARCポリシー強化、商標登録、第三者機関による証明書(VMC/CMC)の取得が必要になります。

こうした条件を満たした場合にのみロゴが表示されるため、BIMIを導入していること自体が、企業としてなりすまし対策に取り組んでいることの裏付けになります。

実際に、BIMIによるロゴ表示について公式サイトなどで明示している企業もあり、「このロゴが表示されるメールは自社からの正規メールである」といった形で、顧客や取引先などに対して案内することも可能です。

メールセキュリティの強化につながる

BIMIはロゴ表示の仕組みですが、DMARCポリシーを「quarantine」以上に引き上げることが導入の前提条件となります。そのため、結果としてメールセキュリティの強化にもつながります。

DMARCポリシーを強化することで、第三者が自社ドメインになりすましてメールを送信した場合でも、受信側で適切に判定・制御されるようになります。これにより、フィッシング詐欺などのリスクを低減することが可能です。

まとめ

本記事では、メールにロゴを表示する方法を3つご紹介しました。中でも、BIMIは幅広い環境で公式ロゴを表示できる標準仕様として、企業の信頼性を高めるために有効な選択肢となります。

ただし、ロゴ表示を実現するには、送信ドメイン認証の整備とDMARCポリシー強化、商標登録、証明書の取得、DNSの設定などが必要になります。そのため、メール配信環境の整備も含め、段階的に準備を進めることが重要です。

BIMI導入までの流れを説明した図

ベアメールでは、DMARC運用からBIMI導入までをワンストップで支援する「BIMI導入支援パッケージ」を提供しています。また、既にDMARCポリシー強化済みのお客さまには、BIMIの導入に必要なロゴデータの作成やVMCの取得・管理をサポートする「BIMI/VMCマネージドサービス」もご用意しています。

お客さまの状況に合わせた柔軟な対応が可能ですので、BIMI導入をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。