ベアメール

blogベアメールブログ

メールが届かない

iCloudにメールが届かない!原因とiCloudへの到達率を改善する方法について解説

iCloud

「送信したはずのメールが相手先へ届かない」「iCloudの迷惑メールフォルダに振り分けされてしまう」など、iCloudメール宛に送信したメールが正しく届かないという悩みをよく耳にします。迷惑メールは依然として社会問題となっており、ISPや各通信キャリアをはじめメールサービスを提供する事業者は、引き続き迷惑メール対策を強化しています。その一方で、本来は届くはずの問題ないメールまでも相手先に届かないということが頻発しています。メールを確実に届けるためには、受信側・送信側それぞれで適切な対策を取る必要があります。本記事では、受信側・送信側の双方で考えられるiCloud宛にメールが届かない原因、また到達率を改善する方法について解説します。

送信したメールが迷惑メールとなってお困りの方におすすめのお役立ち資料はこちらからダウンロードいただけます。
>「迷惑メールに判定される原因を徹底解説」ホワイトペーパーDL

目次contents

iCloudメールとは

iCloudメールとは、Apple社が提供するクラウドサービス「iCloud」のメールサービスです。iCloudドメインのメールアドレスを発行でき、メールの送受信が可能です。iCloudメールのドメインは、現在提供されているものは「@icloud.com」ですが、使い始めた時期に応じて「@me.com」や「@mac.com」といったドメインになっている場合があります。@me.com、@mac.comまたは@icloud.comのメールアドレス宛に送信されたメールは、すべてiCloudの受信ボックスに届くようになっています。

ストレージ容量は、最大5GBまで無料で利用できます。ただし、iCloudはメールだけではなく他アプリやバックアップでも使用されるため、5GB以上の容量が必要な場合は月額課金により50GBからストレージを購入することが可能です。

また、iCloudのWebサイトにサインインすることで簡単に利用を開始できるため、Macだけではなく、Windows・Androidなどでも利用が可能です。デバイスでiCloudアカウントの設定をすることで、MacやiOSの「メールApp」や、Windowsの「Microsoft Outlook」を使ってメールを確認することもできます。

iCloudメールが届かない 受信者側による原因と対策

それでは、iCloud宛のメールが届かない原因にはどのようなものがあるのでしょうか。まずは受信者側で考えられる原因と対策について解説します。

iCloudメールが無効になっている

ユーザの誤操作によってiCloudメールが無効となりメールが届かなくなっている場合があります。

Macの場合は、メールAppの「メール」→「環境設定」の順に選択し、アカウントがオンラインであるかどうかを確認します。

iPhoneやiPad、iPod Touchでは、「設定」内上部に表示されている「ユーザ名(Apple ID)」→「iCloud」の順に選択し、「iCloudメール」がオン(右にスライドし緑色になっている)かどうか確認します。

また、利用中のデバイスのデータ取得方法が「手動」になっている場合、自動的にiCloudのメールを受信することができません。手動でメールボックスを更新するか、自動的に受信するよう切り替えたい場合はiPhoneでは「設定」内の「メール」→「アカウント」→「データの取得方法」より設定が可能です。(※iOS15.1の場合)

iCloudの容量が上限に達している

iCloudはメール以外にも他のアプリやバックアップなどのストレージ容量としても共用されます。とくに無料プランだと容量が5GBに制限されているため、送受信したメールを削除せずにそのまま残しておいたり、バックアップやその他のデータ容量が肥大化していると、気付かないうちに上限に達していることがあります。

確認方法は、Macの場合はWebブラウザからiCloudにサインインするか、「システム環境設定」→「Apple ID」→「iCloud」から確認できます。

iPhoneやiPadなどの場合は、「設定」内上部に表示されている「ユーザ名(Apple ID)」→「iCloud」を選択し、容量を確認します。

iCloudの容量を空けるためには、不要なメール・アプリ・バックアップ・写真などのデータを削除しましょう。データを削除したくない場合は、有料プランに変更して容量を増やすという手段もあります。

迷惑メールフォルダに振り分けられている

iCloudメールはセキュリティが厳しいことで知られており、トレンド分析・動的リストなどの技術を用いて、送られてきたメールを自動的にフィルタリングし、受信をブロックしたり迷惑メールフォルダに振り分けます。しかし、正当なメールまでも迷惑メールと誤判定されてしまうことがあるため、受信側では「この送信者からのメールは迷惑メールではない」と分類し直すことができます。迷惑メールフォルダに振り分けられた対象のメールを受信ボックスに移動することで、簡単に再分類することが可能です。ただし、迷惑メールフォルダ内のメールは、受信後30日を経過すると自動的に削除されるため注意しましょう。

再分類しても迷惑メールフォルダに振り分けられる場合は、メールの振り分けルールの設定によって受信フォルダへ振り分けることも可能です。

パソコンでiCloud(https://www.icloud.com/)へログインし、「メール」→「環境設定」→「ルール」の順に選択し、振り分け条件・振り分け先フォルダを設定することができます。この設定により、受信トレイへ振り分けることはできませんが任意のフォルダに振り分けることができ、迷惑メールフォルダへ入ってしまうことを防止できます。

※参考:Apple「iCloud で迷惑メールを識別してフィルタリングする」https://support.apple.com/ja-jp/HT202315(2022/01/14/確認)

iCloudメールが届かない 送信者側による原因と対策

次に、メール送信側ではどのようなことに注意すべきなのでしょうか。iCloud宛のメールが届かない原因と対策についは以下のようなものが考えられます。

送信元IPアドレスやドメインのレピュテーションスコアが低い

送信元のIPアドレスやドメインには、過去のメール送信実績を評価した「レピュテーション(信頼度)」というスコアが設定されています。このスコアはメールの到達率にも非常に大きな影響を与え、スコアが低い場合には受信をブロックされたり迷惑メールとして振り分けられてしまう可能性があります。

レピュテーションを高めるためには、時間をかけて送信実績を積むしかありません。送信リストをクリーニングし、確実に受信できるメールアドレス宛に少しずつメールを送信し、徐々に通数を増やしていきます。その際にも迷惑メールとして扱われないように、メールの件名・本文を空白にしない、信頼性の低いサイトのURLを本文に記載しない、送信ドメイン認証を設定するといった基本的なルールを守る必要があります。

しかし、スコアの低いIPアドレスのレピュテーションを回復することは容易ではなく、手間がかかるため、IPレピュテーションの管理が不要なメール配信サービスを検討することもおすすめします。

IPレピュテーションの詳細やレピュテーションを上げるための「IPウォームアップ」については、こちらのブログをご参照ください。

IPレピュテーションの基礎知識、メール到達率との関係を解説 | ベアメールブログ

メール一斉送信のリスクを低減!「IPウォームアップ」の効能と具体的な手順 | ベアメールブログ

送信ドメイン認証「SPF」「DKIM」がきちんと設定されているか

送信ドメイン認証とは、送られてきたメールの送信者が身元を偽装した「なりすましメール」ではないことを検証する仕組みです。iCloudでは、全受信メールの「SPF」および「DKIM」の認証を実施しています。「SPF」と「DKIM」は認証方式と検証する領域がそれぞれ異なるため、双方を正しく設定することでよりメール到達率の改善につながります。

「SPF」「DKIM」については、こちらのブログをご参照ください。

ドメイン認証技術「SPF」「DKIM」の特徴・メリット・デメリットとは| ベアメールブログ

メールサイズが大きすぎる

iCloudメールは、受信可能なメールサイズに20MBという制限があります。メールサイズは、メールの本文と添付ファイルが含まれます。メールを送信する際は、受信側の制限範囲に収まるよう、容量の大きな添付ファイルはオンラインストレージ上にアップロードして送る等の対応が必要です。

ブラックリストに登録されている

ブラックリストとは、DNSBL(DNS Blacklist)やRHSBL(Right Hand Side Blacklist)などとも呼ばれ、送信元メールサーバーの信頼性に関する情報を蓄積し、インターネット上で関与を防ぎたいIPアドレスやドメイン名を公表しているサービスです。代表的なものにSpamhausやSpamCop、iCloudの場合はProofpointなどがあります。ProofpointはAppleが使っているEメールセキュリティソリューションのSaaSベンダーです。

これらブラックリストにメール送信元IPアドレスやドメインが登録されてしまうと、高い確率でメールがブロックされたり迷惑メールとして振り分けられてしまいます。もし登録されてしまった場合は、それぞれのブラックリストサービスの問い合わせフォーム等から、リストの解除申請を行う必要があります。

Proofpointの場合は、以下より登録の確認・解除申請が可能です。

Proofpoint : https://ipcheck.proofpoint.com/

そもそも何故ブラックリストに登録されてしまうのでしょうか。登録されてしまう理由や、各ブラックリストの解除方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ブラックリスト登録されたメールの確認・解除方法について | ベアメールブログ

その他にも迷惑メールと判定されてしまう原因は、メールの送信方法・送信環境・メール本文の内容まで多岐に渡ります。巧妙化するスパムメールを防ぐために、ISPやメールサービス提供事業社は多角的な視点からメールをチェックしています。

一般的なスパム判定のチェックポイントについては以下のブログで詳しく解説しているので、こちらも併せて確認してみてください。

迷惑メールだと判定されてしまう理由とは? スパム判定のチェックポイントと回避方法を解説 | ベアメールブログ

まとめ

本稿では、iCloudメール宛に送信したメールが届かない原因と対策について解説してきました。メールは企業のビジネスを支える重要なコミュニケーションツールですが、メールを確実に相手に届けるためには、メール送信に関する専門的な知識やノウハウが必要となります。

クラウド型のメールリレーサービスを使用すれば、サービスが所有する信頼性の高いIPアドレスからメールが送信されるため、煩わしいIPレピュテーションの運用も不要でメール到達率の改善を期待できます。クラウド型メールリレーサービスであるベアメールを利用することで、iCloudメール宛の到達率が上がったというお客さまの声もいただいています。まずはトライアルにて実際の効果を検証することも可能です。iCloudメールが不達でお困りの方は、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を読んだ人へオススメrecommended