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Contact Form 7でメールが届かない原因と対処法|推奨プラグインも紹介

Contact Form 7でメールが届かない原因と対処法|推奨プラグインも紹介

Contact Form 7は、WordPressでお問い合わせフォームを作成するためのプラグインです。プログラミングの知識が豊富でなくても導入しやすい点が魅力で、世界中で広く利用されています。

お役立ち資料のダウンロードページへ移動(『迷惑メールに判定される原因徹底解説』:迷惑メール判定されるメカニズムと回避するための対策)

一方で、「Contact Form 7でフォームを作成したものの、メールが届かない」というトラブルに悩まされている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Contact Form 7でメールが届かない原因と対処法を紹介します。技術的な内容も分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

Contact Form 7でメールが届かない原因

まず、Contact Form 7でメールが届かない主な原因と、その対処法について解説します。

Contact Form 7のメールアドレス設定ミス

Contact Form 7で管理者宛の通知メールが届かない場合には、よくある原因としてプラグインのメールアドレス設定ミスが挙げられます。

WordPressの管理画面からContact Form 7のお問い合わせコンタクトフォームを選択し、「メール」タブを開くと、設定の確認・修正ができます。設定に誤りがないか、以下の項目を確認し必要に応じて修正を行いましょう。

  • メールアドレスの入力ミスがないか(半角が全角になっている/不要な空白が入っている/「.」が「,」になっているなど)
  • 送信先/送信元メールアドレスの入力漏れがないか
  • 送信先/送信元メールアドレスをそれぞれ正しい欄に入力しているか
  • 入力したメールアドレスは有効か

迷惑メールとして処理されている

管理者宛の通知メールやユーザへの自動返信メールが届かない場合には、Contact Form 7で送信したメールが、受信側で迷惑メールとして処理されている可能性が考えられます。

Gmailをはじめとした主要なメールサービスプロバイダや国内携帯キャリアでは、近年メールのセキュリティ対策が強化されています。ガイドラインに沿った適切な対応ができていないと、正規のメールであっても迷惑メールと判断される恐れがあります。

Gmail・iCloud・Outlook宛メールに求められる最新の送信者要件については、それぞれ以下の記事で詳しく解説しています。
【2025年最新】Gmailの送信者ガイドラインとは? 要件と対応方法をわかりやすく解説|ベアメールブログ
【2025年最新】iCloudにメールが届かない! 原因と改善方法|ベアメールブログ
2025年5月5日施行:Outlook宛て大量メール送信者向け新要件とその対応方法|ベアメールブログ

迷惑メール判定される原因は、送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMACR)の失敗、送信元の信頼性(レピュテーション)低下、ブラックリスト登録、本文や件名のスパム表現など多岐にわたります。まずは課題を明確にした上で、適切に対応することが重要です。

迷惑メール判定される原因と確認方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
迷惑メール判定サイト・ツール紹介|自社メールが迷惑メールになる原因と確認方法も解説|ベアメールブログ

レンタルサーバーの送信制限(例:さくらインターネット)

一部の国内レンタルサーバーでは標準のメール送信機能に制限が設けられており、該当するサービスを利用している場合、Contact Form 7のメール送信に問題が発生する場合があります。

例えば、「さくらのレンタルサーバ」では、以下のような制約があります。

  • PHPの「mail()」関数の使用制限
  • 時間あたりのメール送信数に上限がある

こうしたホスティング環境では、標準のPHPメール送信機能を使うContact Form 7だけでは不十分で、後述するSMTPプラグインの導入が別途必要になる場合があります。

なお、「さくらのレンタルサーバ」に限らず、レンタルサーバーからのメール配信には、送信制限があるケースが多いです。また、同じ共有環境を使用している別ユーザの影響を受けるため、IPアドレスのブラックリスト登録やレピュテーション低下のリスクもあります。

レンタルサーバーのメール送信制限については、以下の記事で詳しく解説しています。
主要レンタルサーバーのメール送信制限まとめ・メールが届かない場合の解決策とは?|ベアメールブログ

Contact Form 7の機能を補完するプラグイン

Contact Form 7単体には、問い合わせ内容や送ったメールの記録を保存する機能はありません。そのため、メールが届かなかった場合、内容が失われてしまうリスクがあります。こうした課題の軽減に有効なプラグインとして、「Flamingo」と「WP Mail Logging」を紹介します。

Flamingo|フォーム入力内容を保存

Flamingoは、Contact Form 7の開発者が作成した公式の補助プラグインです。

このプラグインを導入すると、Contact Form 7経由で送信されたすべてのフォーム入力内容を保存し、WordPressの管理画面から閲覧できるようになります。また、問い合わせメールの一覧をCSV形式でエクスポートすることも可能です。

このプラグインを入れていれば、もし管理者宛の通知メールが届かない場合も問い合わせ内容を確認できるため安心です。

WP Mail Logging|送信メールログを記録

WP Mail Loggingは、WordPressから送信されるすべてのメールをログとして記録します。送信成功/失敗の状況を追跡することも可能です。

WP Mail Logginのログで確認できる具体的な情報は、以下の通りです。

  • メールの件名
  • メールコンテンツ(HTMLまたはテキスト)
  • メールの添付ファイル
  • メールヘッダー(to, from, reply-to, cc, bccなど)
  • エラーメッセージ(メールの送信中にエラーが発生した場合)
  • 発信元サーバーのIPアドレス
  • メールの日時
  • 受信者(Toメールアドレス)

このプラグインを活用すると、メールが正しく送信されているかを確認でき、エラーが発生している場合には必要な対応を取ることができます。

参考:プラグインディレクトリ「WP メールのログ」
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-mail-logging/(2025/12/9確認)

Contact Form 7でメールが届かないときの対処法

次に、Contact Form 7でメールが届かない場合の対処法について解説します。

WP Mail SMTPプラグインを導入・設定する

「WP Mail SMTP」は、WordPressのメール送信機能を強化するプラグインです。WordPressのデフォルトのメール機能を信頼性の高いSMTPサーバーを通じた送信に置き換えるもので、Contact Form 7でメールが届かない問題を解決する最も効果的な方法の一つといえます。

WP Mail SMTPの導入・設定手順

  1. WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を選択
  2. 検索フィールドに「WP Mail SMTP」と入力して検索
  3. プラグインを「インストール」→「有効化」
  4. 「設定」画面を開き、送信元メールアドレス、フォーム名(送信者名)を入力する。使用するSMTPサーバーの情報を追加する

ただし、送信に利用するSMTPサーバーは自前で用意するか、外部のメールリレーサービスを利用する必要があります。メールリレーサービスのメリットとしては、高いメール到達率を実現できること、大量・高速配信が可能なことが挙げられます。また、自前でサーバーを管理するよりも、運用負荷やコストを抑えることができます。

ベアメールでは、重要なメールを素早く確実に届けるメールリレーサービスを提供しており、WP Mail SMTPとの連携も可能です。ご興味をお持ちの方は、ぜひ詳細をご確認ください。
ベアメール サービス紹介資料セットをダウンロードする

参考:WP Mail SMTP by WPForms – The Most Popular SMTP and Email Log Plugin – WordPress plugin | WordPress.org
https://wordpress.org/plugins/wp-mail-smtp/(2025/12/9確認)

送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)を整備する

メール送信元の信頼性を担保する技術である、送信ドメイン認証の設定を適切に行うことも重要です。ここでは、主要な三つの認証技術であるSPF・DKIM・DMARCについて解説します。

なお、これらの設定については、WP Mail SMTP を使った配信への切り替えを行っていることが前提となります。WP Mail SMTPを利用していない場合、SPF・DMARCは設定できる可能性がありますが、DKIMの設定にはサーバーOSやMTA(Postfixなどのソフトウェア)を設定する権限が必要となるため、レンタルサーバーでは現実的に困難なのです。

受信側のメールサービスによっては、DKIMがないことでメールが拒否される可能性もあるため、到達率を安定させるには、WP Mail SMTPを通じて外部のSMTPサーバーを利用し、SPF・DKIM・DMARCすべてに対応できる環境にするのが望ましいでしょう。

1. SPF (Sender Policy Framework) 

SPFは、あるドメインから送信されるメールが、そのドメイン管理者が許可したメールサーバーから送られているかどうかを確認し、送信元の正当性を検証する仕組みです。

SPFは、送信を許可するサーバーの情報をTXTレコードとしてDNSに登録することで設定できます。WP Mail SMTPを利用している場合は、実際にメールを送信しているサーバーに応じて、以下のような設定が必要です。

  • 自前で用意したSMTPサーバーを利用している場合
    そのSMTPサーバーのIPアドレスをSPFレコードに追加します。
  • メールリレーサービスを利用している場合
    サービス提供元が案内するinclude設定をSPFレコードに追加します。

SPFの仕組みや設定方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
SPFレコードとは? 書き方・設定手順・確認方法まで完全ガイド|ベアメールブログ

2. DKIM (DomainKeys Identified Mail) 

DKIMは、メールの内容が送信途中で改ざんされていないこと、送信元ドメインが正当であることを、送信時に付与される電子署名を用いて証明する技術です。

DKIMを機能させるには、実際にメールを送信しているSMTPサーバーでDKIM署名を付与する必要があります。WP Mail SMTPを利用している場合は、送信方法に応じて以下の設定を行いましょう。

  • 自前で用意したSMTPサーバーを利用している場合
    DKIM用の秘密鍵をSMTPサーバーに保存し、対応する公開鍵をDNSにTXTレコードとして登録します。併せて、SMTPサーバーでDKIM署名の仕組みを有効化し、メール送信時に自動で署名が付与されるよう設定します。
  • メールリレーサービスを利用している場合
    まず、そのサービスが「自社ドメインでのDKIM署名」に対応しているかを確認します。後述のDMARC認証に合格させるためには、DKIM署名のドメインを差出人のドメインと一致させる必要があるためです。自社ドメインでのDKIM署名が可能な場合は、サービス提供元が案内する公開鍵(またはCNAME情報)をDNSにTXTレコードとして設定します。

DKIMの仕組みや設定方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
DKIMとは? 仕組みから導入方法までわかる入門ガイド|ベアメールブログ

3. DMARC (Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance) 

DMARCは、SPF・DKIMの認証結果と、SPF・DKIMで認証成功したドメインが、メールに表示される送信元アドレス(ヘッダFrom)のドメインと一致しているか(アライメント)を検証することで、ドメインの不正利用やなりすましを効果的に防ぐ仕組みです。

DMARCを利用するには、DMARCレコードをDNSにTXTレコードとして設定します。これにより、SPF・DKIMだけでは見抜けないヘッダFromのなりすましを検証できるほか、認証に失敗したメールの取り扱いポリシー(何もしない/隔離する/拒否する)を、受信側に明示することができます。

近年、主要なメールサービスや携帯キャリアでは、DMARC認証結果を基にした迷惑メール判定が行われています。Gmailでは2024年2月以降、大量のメールを送る送信者に対してDMARCの導入が必須化されました。さらに、iCloudや携帯キャリア(docomo、au、Softbankなど)では、送信数に関わらずDMARCの設定有無が到達率に影響するケースも見られます。メールを安定して届けるために、DMARCへの対応は今や必須になっているといえます。

DMARCの仕組みや設定方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
DMARCとは? SPF・DKIMとの関係、導入メリット、設定方法まで解説|ベアメールブログ

まとめ

Contact Form 7でメールが届かない問題は、単純な設定ミスの他にも、迷惑メール判定、サーバー環境による制約など多岐にわたります。原因を正しく把握して対処することに加え、SMTP通信への切り替えや送信ドメイン認証技術の整備を行うことで、メールの到達率を大幅に改善できます。

しかし、「WordPressやサーバーの技術的な設定に不安がある」「何が原因かわからず、自力での解決が難しい」とお困りの方も多いのではないでしょうか。そのような場合には、専門のサービスを活用して効率的に課題解決するのも一つの手です。

ベアメールでは、メールを素早く確実に届ける「メールリレーサービス」と、送ったメールが迷惑メール判定される原因を分析・可視化し、到達率を高める「迷惑メールスコアリング」を提供しています。問い合わせメールの不達による機会損失を防ぎ、安心してWebサイト運営に集中できるよう、メールの到達率向上をしっかりとサポートします。まずはお気軽にご相談ください。