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2021.09.21 (火)
メールが届かない原因とは? 主な原因と対処法を解説
最終更新日:2026.03.24
「送ったはずのメールが相手に届いていない」「メールを送信したら配信エラーで返ってきてしまう」――このようなトラブルを経験したことはありませんか?
メールは送れば当たり前に届くものだと思われがちですが、実際にはさまざまな要因によって、正常に届かないことがあります。
本記事では、メールが届かない場合に考えられる原因と対策について、受信側・送信側それぞれの観点から解説します。最初に確認すべきポイントをまとめたチェックリストも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
メールが届かない時のチェックリスト
メールが届かないトラブルに遭遇した場合、まずは以下のチェックリストに沿って確認することで、多くの問題は比較的簡単に解決できます。送信側と受信側、それぞれの立場で確認すべき項目を見ていきましょう。
<受信側のチェックリスト>
- インターネット接続やメールサービスに障害はありませんか?
- メールボックスの容量が上限に達していませんか?
- 迷惑メールフォルダに入っていませんか?
- 送信者のアドレスやドメインが受信拒否設定されていませんか?
<送信側のチェックリスト>
- 宛先のメールアドレスに誤りはありませんか?
- 添付ファイルのサイズが大きすぎませんか?
- メールの本文にスパムと判定されそうな表現などはありませんか?
- IPアドレスやドメインがブラックリストに登録されていませんか?
- SPF・DKIM・DMARCなどの送信ドメイン認証は適切に設定されていますか?
上記のチェックリストを確認した上で、それぞれの原因に応じた対処法を試してみましょう。
なお、2024年以降は主要メールサービスのセキュリティ基準が厳格化されており、送信ドメイン認証などに不備があると、これまで届いていたメールでも届きにくくなっているため、注意が必要です。
メールが届く仕組みと、届かない原因
メールが届かない原因を詳しく見ていく前に、まずはメールが宛先に届く仕組みを理解しておきましょう。
メール送受信の流れ
送信者がメールを送ってから受信者の元まで届くまでは、以下のような流れとなります。
- 送信者が送信メールサーバーにメールを送る
- 送信メールサーバーが受信側のメールサーバーにメールを送る
- 受信側メールサーバーが、送られてきたメールについて送信ドメイン認証や迷惑メール判定を行い、問題がないか確認する
- 問題のないメールは受信者のメールボックスに配送する
- 受信者は受信メールサーバーからメールを取得して、自分のデバイスで確認する

メールが届かない場合は、この流れのどこかで問題が発生していることになります。
メールが届かない原因は受信側と送信側に分けられる
メールが届かない原因は、大きく受信側の問題と送信側の問題に分けられます。
例えば、受信者側では以下のような問題が考えられます。
- インターネット接続やメールの受信環境に問題がある
- 受信メールサーバーに何らかのトラブルが発生している
- 受信者のメールボックスに空きがない
- 受信拒否設定がされている
- 迷惑メールフィルターによって迷惑メールと判定されている
送信者側では以下のような問題が考えられます。
- 宛先のメールアドレスを間違えている
- メールサイズやメールフォーマットに問題がある
- メールの内容で迷惑メールとして判定されている
- 送信元IPアドレスやドメインがブラックリストに登録されている
- 送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)に不備がある
次の章では、メールが届かない原因と対処法について、受信側・送信側に分けて詳しく解説します。

受信側の原因と対処法
それでは、受信側でチェックすべき主な原因と対処法について解説します。
メールサーバーへの通信トラブル(インターネット接続の問題)
基本的なことですが、メールサーバーと通信ができなければメールを受信できません。まずはWi-Fiや携帯電話回線が正常に機能しているか確認しましょう。
受信メールサーバーのトラブル
受信メールサーバーに何らかのトラブルが発生していることも考えられます。一時的にメールサーバーが過負荷になっていたり、メールサーバーに障害が発生していたりする可能性があります。
自社のメールサーバーを利用している場合は、情報システムの担当者に状況を確認してください。GmailやYahoo!メールなどのメールサービスを利用している場合は、公式サイトなどで障害情報を確認しましょう。
受信ボックスの容量が上限に達している
個人のメールボックス容量には制限があります。受信者のメールボックス容量が上限に達した場合、それ以降新たにメールを送られても受信できずに拒否されてしまいます。
不要なメールや添付ファイルを定期的に削除して、空き容量を確保しましょう。特にGmailでは、Google DriveやGoogle Photosと容量を共有しているため注意が必要です。
受信側での迷惑メールフィルターの設定
メールサービスの迷惑メールフィルターが過剰に反応し、正当なメールでも迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことがあります。届くはずのメールがなかなか届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認してみましょう。
もし正常なメールが入っていた場合は、「迷惑メールではない」と報告すると、同じ送信者からのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられにくくなります。また、重要な送信者は連絡先に追加するか、フィルター設定でホワイトリスト(受信許可リスト)として登録すると良いでしょう。
受信拒否設定をしている
特定のメールアドレスやドメインからのメール、HTMLメール、URL付きメールなどの受信を拒否する設定が原因となっていることも考えられます。携帯キャリアでは、初期設定としてこのような制限が有効になっているケースもあります。
この場合は、受信者側で受信拒否設定を解除する必要があります。利用しているメールサービスの拒否設定を確認しましょう。
各メールサービスごとの迷惑メール対策については、以下の記事をご確認ください。
Yahoo!メールに届かない原因とは? 送信者は必ずチェックしたい改善策 | ベアメールブログ
Gmailにメールが届かない!Gmailへの到達率改善のヒント | ベアメールブログ
【送信者向け】docomo宛のメールが届かない原因と対処法を解説|ベアメールブログ
【送信者向け】Softbank宛のメールが届かない原因と対処法を解説|ベアメールブログ
【送信者向け】au宛のメールが届かない原因と対処法を解説|ベアメールブログ
送信側の原因と対処法
メールが宛先に届かない場合、送信側に問題があるケースも多くあります。ここでは送信側で確認すべき、メールが届かない主な原因と対処法を解説します。
送信先メールアドレスの間違い
送信先のメールアドレスが誤っているなど、宛先が存在しない場合にはメールを配送することができません。その際は「User Unknown」といったエラー内容のバウンスメールが返ってきます。メール送信時にはスペルミスなどがないか確認しましょう。
また、存在しないメールアドレスに対してメールを送り続けることは、スパム送信者と判断される要因にもなります。配信エラー率が高い状態が継続すると、正しいメールアドレスに対してもメールが届きにくくなる恐れがあるため、宛先不明のエラーが発生したアドレスは定期的に配信リストから削除するようにしましょう。
また、会員登録などの際に、ユーザが間違ったアドレスを入力してしまうことを防ぐためには、「ダブルオプトイン」の仕組みを取り入れることもおすすめです。ダブルオプトインとは、メールアドレスを入力して仮登録をした後、そのアドレスに確認メールが送信され、メール内の登録用URLからアクセスすることで登録が正式に完了する方式です。メールアドレスの有効性を事前に確認できるため、宛先の間違いを防ぐ効果が期待できます。
メールサイズやメールフォーマットの問題
動画やPDF資料などを添付ファイルとして送る場合、受信側メールサーバーの受信可能なファイル容量制限を超えてしまい、受信拒否されるケースがあります。
メールサイズの上限は宛先の環境によって異なりますが、携帯キャリアでは数MB程度、GmailやOutlookなどのメールサービスでは20〜25MB程度が目安となっています。受信側の容量制限を考慮し、大きなファイルはクラウドストレージに保存するか、転送サービスを使用するなどの対応が必要です。
メールサイズの上限や、超過した場合の対応方法については以下の記事で詳しく解説しています。
メールサイズとは? 送信前にメールサイズを確認する方法、超過する場合の対策を解説 | ベアメールブログ
また、メールサイズだけでなく、メールの形式がレギュレーションに準拠していない場合も、正常に配信されない可能性があります。メールの形式は、RFC 5322(Internet Message Format)という仕様で定義されています。一般的なメールソフトは自動で対応していることが多いため、特別に意識する必要はあまりありませんが、HTMLメールを送信する場合には、HTML規格に準拠するよう注意しましょう。
メールの内容で迷惑メールと判定されている
メールのサイズやフォーマットに問題がなくても、メールの内容によっては迷惑メールと判定される可能性があります。例えば、スパムメールでよく使われるワードや煽り文句、飾り罫線などの記号の多用は、迷惑メール判定のリスクを高めます。
メール本文内に記載するURLの安全性も重要です。URLリンクが切れていたり、リンク先サイトのセキュリティレベルが低かったりすると、迷惑メールと判定される可能性があります。また、短縮URLはスパムやフィッシングに悪用されるケースが多いため、使用するとリンク先Webサイトに問題がなくても迷惑メール判定のリスクが高まります。
迷惑メール扱いされないために、以下のようなポイントに注意しましょう。
項目 推奨される方法 避けるべき方法 件名 簡潔で具体的な内容 記号の多用、緊急性を煽る表現、過剰なプロモーション表現 本文構成 簡潔な挨拶、明確な本文、適切な署名、購読解除リンクの設置 金銭や利益を強調する表現、画像のみ、過度な装飾、関連性のない内容、怪しいフォーマット、(メルマガの場合)購読解除リンクがない URLリンク 正規URLの明示、適切な説明 リンク切れ、ドメイン評価の低いWebサイトへのリンク、短縮URLの使用、大量のリンク
IPアドレスやドメインがブラックリストに登録されている
メール送信元のIPアドレスやドメインが、迷惑メール対策団体のブラックリストに登録されていると、メールが届かなくなることがあります。ブラックリストは「Spamhaus」や「Spamcop」をはじめとする複数の団体によって管理されており、迷惑メールを配信していると判断されると、リストに登録されます。
もしブラックリストに登録されてしまった場合は、すぐに問題を解消し、解除申請を行う必要があります。問題がある状態のまま放置していると、他のブラックリストにも登録される可能性があるため、注意が必要です。
なお、正当なメールを送信していても、意図せずブラックリストに登録されてしまうこともあるため、定期的に登録されていないか確認することをおすすめします。
各ブラックリストの確認方法や解除申請の方法については、こちらの記事で詳しくまとめていますので参考にしてください。
ブラックリスト登録されたメールの確認・解除方法について|ベアメールブログ
送信元の評価(レピュテーション)が低下している
受信側の携帯キャリアやメールサービスプロバイダは、過去の配信実績などを基に、送信元IPアドレスやドメインの信頼性を評価しています。この評価(レピュテーション)が低下すると、送信したメールが迷惑メールと判定されたり、受信側のメールサーバーでブロックされたりする可能性があります。
レピュテーションは、短期間に大量のメールを送信した場合や、受信者から迷惑メールとして報告された場合などに低下することがあります。そのため、送信頻度やメール内容には注意が必要です。
レピュテーションについては、以下の記事で詳しく解説しています。
IPレピュテーションとドメインレピュテーションとは? レピュテーション向上のポイントを解説|ベアメールブログ
送信ドメイン認証の不備・失敗
送信元のドメインに、SPF・DKIM・DMARCといった送信ドメイン認証の設定がされていなかったり、不備があったりすると、メールが届かない要因となります。
SPF(Sender Policy Framework)
メールの送信元サーバーが許可されたものか確認する仕組みです。送信元ドメインのDNSにSPFレコードを設定することで導入できます。
DKIM(DomainKeys Identified Mail)
メールに電子署名を付与し、送信元ドメインの正当性と、メールの内容が送信途中で改ざんされていないことを検証する仕組みです。送信メールサーバーで電子署名を付与する仕組みを実装し、DNSにDKIMレコードを設定することで導入できます。
DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)
SPF・DKIMで認証したドメインと、メールに表示される差出人(ヘッダFrom)のドメインが一致しているか確認する仕組みです。送信元ドメインのDNSにDMARCレコードを追加することで導入できます。
Gmailをはじめとする主要メールサービスはセキュリティ要件を厳格化しており、現在ではSPF・DKIM・DMARCは事実上必須となっています。対応できていないメールは、迷惑メールフォルダに振り分けられたり、受信拒否されたりする可能性があります。SPF・DKIM ・DMARCを必須・推奨としている主要なメールサービスは以下の通りです。
メールサービス 2026年現在の認証要件 備考 Gmail SPF・DKIM・DMARCの設定が必要 1日5,000通以上配信する場合、または新規ドメインの場合 Outlook SPF・DKIM・DMARCの設定が必要 1日5,000通以上配信する場合 Yahoo!メール SPF・DKIM・DMARCの設定を推奨 iCloud SPF・DKIM・DMARCの設定が必要 docomo SPF・DKIM・DMARCの設定を推奨 DMARCの設定がない・認証に失敗した場合、メールに警告を表示
エラーメールでメールが届かない原因を確認しよう
メールが届かない場合、まず確認したいのがバウンスメール(エラーメール)です。バウンスメールは、メール配送に失敗した原因を特定するための重要な手がかりとなります。
エラーメールとは
送信したメールが何らかの理由により宛先に届けられなかった場合、エラーを通知するバウンスメールが送信者宛に送られます。
バウンスメールには、エラーの分類を示すエラーコードや、エラー内容を説明したエラーメッセージなどが含まれており、宛先が存在しない、メールサイズが制限を超えている、受信サーバーに拒否されたなど、配送に失敗した原因を確認できます。
バウンスメールで確認できるメールエラーの内容については、以下の記事で詳しく解説しています。
メールのエラーコード(SMTPステータスコード)の意味と対策|ベアメールブログ
【エラーメッセージ別】メールエラーの原因と対策|ベアメールブログ
エラーメールが返ってこないケース
メールが宛先に届いていないにも関わらず、バウンスメールが送られてこないケースも多くあります。バウンスメールが届かない場合、以下のような理由が考えられます。
- 受信メールサーバーでメールは受け取ったが、迷惑メールフォルダに振り分けた
- 受信メールサーバーが迷惑メールとして拒否し、エラー通知も行わなかった
- メールアドレスの綴りを間違え、存在する別の宛先に送信してしまった
- 送信者がバウンスメールを受け取れるようにしていなかった
このように、バウンスメールが届かないからといって宛先に届いているとは限らないため、注意が必要です。
送ったメールが届かない原因を簡単にチェック
送信したメールが相手に届かない理由には複数の要因が考えられるため、一つ一つ調査するには膨大な手間がかかります。前述したように、中にはバウンスメールが返ってこないケースもあり、そもそもどうやって調べれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
「迷惑メールスコアリング」なら、テストメールを送信するだけで、メールが届かない原因を多角的にチェックできます。SPF・DKIM・DMARCの設定状況や、IPアドレスの評価、ブラックリストの登録状況、本文の内容、キャリアごとの到達度などを分析し、迷惑メールと判定されるリスクを可視化できます。メールの状態をひと目で確認できるため、原因の特定と改善ポイントの把握に役立ちます。
無料診断も可能ですので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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まとめ
本記事では、メールが届かない原因と対処法について、送信側・受信側それぞれの観点から解説しました。メールが届かない要因は、送信環境の不備や受信側のフィルタリング、メールの内容など多岐にわたるため、原因を一つずつ切り分けながら確認していくことが重要です。
ベアメールでは「メールを確実に届ける」ことにフォーカスし、高いメール到達率を実現する「メールリレーサービス」と、メールが届かない原因を可視化する「迷惑メールスコアリング」を提供しています。メールに関する課題の解決に向けて、お客さまの状況に応じた支援を行っていますので、メールが届かないとお困りの際はお気軽にご相談ください。

